クロモリロードバイクで低身長ポジションがキツくなりがち

ロードバイクの中で人気ジャンルである
「クロモリフレーム」




個人的に思っているのですが
クロモリロードを選ぶ人の中には
とてもキツそうなポジションになっている人が多いと思います

多くの人はクロモリの細いシルエット
クラッシックな雰囲気
クロモリ特有の美しい見た目
に魅力を感じているのだと思います

そんなクロモリロードの定番の形は
トップチューブが地面と水平のホリゾンタル
ドロップハンドルの形はシャロー(丸ハン)
という具合のものです

この組み合わせは
たしかに美しく
現代のレーシングマシンにはない
魅力が溢れ出すビジュアルになります

逆に今
主流の形は
スローピングのフレーム
ショートリーチのアナトミックシャローハンドルに
STIレバー、ハンドル上部が水平になるようなセッティングです

フレームサイズとはシートチューブ長で分けられることが多く
(もちろん一概には言えませんが)
単純に考えると
同じサイズの
スローピングフレーム
ホリゾンタルフレーム
を選ぶと
ホリゾンタルフレームの方がハンドル位置が低くなります

さらにリーチの長いシャローハンドルを選ぶと
よく握るブラケットの位置は
遠く
低く
前傾姿勢の強いポジションになります

本格的に競技をしている選手などは
そういうポジションを好む人も多いですが
それは、それなりの練習がある上で
筋力、体力があるから
そのポジションが快適なのです




休日の趣味程度の人からすると
体のいろんなところがしんどくなってしまう人も多いのではないでしょうか

クロモリの謳い文句として
「振動吸収性が高く疲れにくい」
とよく言われますが
フレーム素材ががクロモリかアルミか何なのか
とかいう問題より
その人に合ったポジション
その人が楽に乗れると思えるポジション
にする方が何十倍も意味があります

また
クロモリを選んで苦しいポジションになりがちな人は
低身長の方に多いと思います

単純に低身長の方の選ぶフレームは
シートチューブが短いものにならざるを得ません
そのため
スローピング度合いの強いフレームになりがちです

そんなスローピングの強いフレームから
ホリゾンタルクロモリに憧れて実際に購入すると
スローピングフレームよりポジションが
ほぼ確実にキツくなります

そこでハンドル位置を高くしようと
高さの出せるステムに交換したりすると
一気に「ダサく」なりがちです

基本的に
スポーツタイプのの自転車とは
シートピラーが出てる長さが長いほどカッコよく見えますし
ステムの突き出しが長い方がカッコよく見えます
逆に
フレームから見て
ハンドルの高さは低い方がカッコよく見えます

無理にステムを高くしたりすると
何だかカッコ悪くなるケースが多いです

ですが
身長が高い人はこの現象があまりありません
身長が高い人は
手も長く
元々ベストなポジションのハンドル位置が低いことが多いので
低身長の人よりもホリゾンタルで自然と最適なポジションを取ることが可能です

残念ながら
低身長の人は
クラシックなクロモリホリゾンタルに向いていません
特に
160cm以下の方は厳しい方が多いと思います




数少ない650cホイールのロードバイクを選ぶしか無いのではないのでしょうか

諦めきれない場合は無理してでも
キツいポジションで乗り続けて
体を自転車に合わせて行くことでしょう

競輪で使われているピストなんかを見ると分かると思いますが
ハンドル位置がメチャクチャに低くて超カッコイイです


女性でもそれに乗っているのですから無理では無いですが
しんどそうですね(笑)