中国ラバーの硬度の選び方





キョウヒョウ テンキョク といった中国ラバーには39度や40度といった硬さ
硬度を選べるものが多いです

どれを選べばいいのか悩んでいる方の参考になればと思い
長年中国ラバーを色々使い込んだ私の考えを書いていきます

硬い=パワーのある人向け
柔らかい=使いやすい

と思われることが多いようですが
そういうわけではないと思っています

あくまで私個人の意見ではありますが

スポンジ硬度は

硬い=擦る人向けor柔らかいラケット向け
柔らかい=食い込ませる人向けor硬いラケット向け
です

もちろんパワーがある人が硬いラバーを使うと
よりパワーあるボールを打てます

話が脱線しますが
よく硬い中国ラバーはパワーがある人しか使えないという事が言われますが
全くそうではないと思っています
粘着のあるトップシートで擦る感覚があればパワーのない子供でも中国ラバーは使えます
むしろそれがなければどれだけインパクトが強いマッチョな人が使っても棒球しか打てません↓

中国ラバーの打ち方

話を戻して硬度の特徴を説明します

理屈はわかりませんが

スポンジが硬い方が擦る系の打ち方で強く回転がかかり、かつスピードも出て安定します

私も擦る技術を重視して40度のラバーを好んで使いますが
硬度を下げると回転が弱くなりボールが飛んでいかないように感じて飛ぶ方向も安定しません

逆に硬度を下げると食い込みがよくなるので食い込ませる系打法の場合に安定感が出ます
しかし中国ラバーらしいドライブは出にくくなります




次に
ラケットとの相性に大きく影響します

これはよく言われることですが
単純に
硬い=柔らかいラケットに合いやすい
柔らかい=硬いラケットに合いやすい
と言えます

私は40度のキョウヒョウをよく使いますが
その40度キョウヒョウ(硬い)にオールラウンドレボリューション(柔らかい)は相性が良く感じます
一番回転の掛かる組み合わせと思います
重い球質の沈む加速するような
中国ラバー特有のドライブが打ちやすいです
一般的によくオススメされる組み合わせだと思います

このオールラウンドエボリューションに37度キョウヒョウ(柔らかい)
を貼って使ったこともあります
かなり食い込む感覚が強くなり、パワーロスしている感覚が強く、擦ったときのコントロールも硬い方がしやすく感じますし
何より中国ラバーらしい球が出ないのです
回転はそれなりにかかるのですが、柔らかいスポンジにパワーが吸収される感覚で、スピードも出にくいです

逆に硬いラケット

ビスカリア(硬い)に40度キョウヒョウ(硬い)を貼ると
ボールを持つ感覚がかなり無くなり、回転をかける前に飛んでいきます

当てて食い込ませる系の打ち方で中国ラバーらしさを出すのは相当難しいです

薄く擦る系の打ち方で何とか回転がかけれます

硬いラケットはしならずボールを飛ばすために、ラバーを柔らかくして、食い込ませることで、使いやすくなります

しかしどうしても中国ラバーらしい球を出す難易度は高くなりますので
使い手を選ぶことは間違いないでしょう

ただトップ選手が多く使っている最近の流行りの組み合わせでもあります

中国ラバーらしさは薄れるのですが

現代の速い卓球には向いているのかもしれません

正直ラケットとの相性はかなり個人差があるので
他人のレビューは気にせず
自分で考えて試してみるしかありません

そうやってラケットラバーの組み合わせを考えるのも卓球の楽しみの一つですので
色々と試してみましょう