ママチャリのカゴは無数に種類があります
ほとんどのママチャリには前カゴが標準装備されています
買い物で荷物をたくさん乗せるために後の荷台に後カゴを付ける場合もあります
私は自転車屋として7年働いていて
たくさんのお客様の自転車を見ていますが
間違いなく一番長持ちするのは樹脂製のカゴです
カゴの種類は大きく分けて3種類
ほとんどのカゴはスチール(鉄)製です
細い網状になっているメッシュカゴ
少し太い針金で作られたようなワイヤーカゴ
そしてオススメの樹脂製カゴがあります
樹脂ってプラスチックでしょ?鉄のカゴの方が丈夫でしょ?
とよく言われますが
樹脂製の方が長持ちすると自信を持ってオススメします
詳しく説明します
・鉄は錆びる 樹脂は錆びない
ママチャリなんて乗らないときは外に置きっぱなしで適当に扱う人がほとんどのはずです自転車の鉄カゴは鉄のワイヤーに簡単なコーティングがされていて錆びないように工夫されているわけですが
そのコーティングもほとんどがかなりもろいです年中雨風日光にさらして使用するカゴのコーティングなんてものはすぐに劣化してしまい剥がれ、中の鉄が錆びます
そして錆びたり、割れたり、最悪そのせいでカゴに入れた荷物に傷や汚れをつけることになります
樹脂は錆びません
強いて言うと長年の使用による劣化で樹脂がパリパリになり擦れると少し粉がつくような状態になるときもあります
ただそこまで使っている場合、鉄カゴなら間違いなくぶっ壊れているでしょう
・鉄は曲がる 樹脂は柔軟性があり割れにくい
自転車を倒してカゴが曲がった経験のある人は多いのではないでしょうか
鉄カゴは衝撃があった場合曲がったり変形したりします
変形すると自転車の雰囲気も悪くなって良くないですよね
樹脂製カゴは柔軟性があるため、ある程度の衝撃なら変形しません
バネのようにグニュっとなりますが戻ります
一定の力を超えると割れますが、かなりの力がないとそこまでいきません
・前カゴの対荷重は3~5kg
ママチャリのカゴに積んでいい荷物の上限は
鉄、樹脂問わず、ほとんどが5kgまでです
ほとんどの人が守っているわけありません
鉄カゴをこの対荷重を守って使っているならそこそこ長持ちするかもしれないですが
まずありえないと私は思っています
実際私も新品の1万円自転車を買って、それに最初から付いているメッシュカゴに毎日結構重たいリュックを乗せて使っていましたが、2か月程度でカゴの底が割れました
その後樹脂製カゴに変えて同じように使っていますがそれから現在まで4年ほど何の損傷もありません
・鉄カゴでも良いモノはある
大手メーカーの電動自転車に付いているカゴでよくあるのですが
極太のワイヤーカゴ
これは長持ちします
コーティングもかなりしっかりされていますし、ちょっとやそっとじゃ曲がりません
ただ淵だけ太くなっているものは細い部分が割れやすいのでオススメしません
それと大手メーカー車に付いているようなステンレス製カゴも結構長持ちします
変形はしてしまいますが、ほぼ錆びないですし
鉄カゴに比べてかなり割れにくいです
・カゴのデザインについて
自転車のカゴは
その自転車のオシャレ度を大きく左右します
正直樹脂製カゴはスタイリッシュなものが少ないです
見た目重視ならワイヤーカゴが一番スタイリッシュです
さらに耐久性がほしいならステンレスワイヤーカゴか極太ワイヤーカゴになりますが
やっぱり樹脂製カゴが一番長持ちしますし
値段も手ごろなものが多いです
比べるとステンレスカゴや極太ワイヤーカゴはかなり高いです
コスパ重視で適当に雑に扱う私は断然樹脂製カゴが良いと思っています
・最後に
そもそも自転車製品における対荷重MAX○○kgというのもあまりあてになりません
自転車に乗る人の体重は65kg以下が基準みたいです、後の荷台は対荷重28kgが最大です
中には対荷重40kgとかもあって実際20kg程度を乗せて走ると、グラグラにしなってとても安心して走れないようなもでびっくりしたこともあります、対荷重18kgの荷台の方が断然しっかりしていました
笑っちゃいますよね
そんなことは参考程度にして
ぜひ耐久性の高い樹脂製カゴを使ってみてください