中国製ラバーの品質は高い 使ってる間に性能が変化する件





中国製ラバーは

品質がバラバラ

当たり外れがある

とよく言われます
これは半分本当で半分ウソです

そもそもなのですが
日本で中国ラバーをちゃんと使い込んでいる人口はごくわずかで
使ったことがあると言う人のほとんどは、1.2回ちょっと使っただけですぐ日本製やドイツ製ラバーに戻したり他のラバーに変えた人が大半です
そんな適当にしか使われていないユーザーの意見が、真実の情報であるかのように出回っているのです

まず品質のバラつきですが
あります
ですがそれはテナジーでもディグニクスでもあります
キョウヒョウ等の中国ラバーも同じです
大袈裟に言っても少しバラツキの幅が広いかもしれない、くらいです
そこまで大騒ぎするほどではありません

ではなぜバラツキについての噂が広まるのか
1つは先ほど言った中途半端なユーザーの適当な情報と言うのもありますが
もう一つ大きな原因は、使っているうちに性能が変化するため、新品に張り替えると性能が全く違うように感じるからです
どう言うことかといいますと
キョウヒョウやテンキョクなどの中国ラバーを1ヶ月、2ヶ月と使っていると
明らかにトップシートの質感が変わる場合があります
そのシートの変化と比例して性能も変わっていきます
これは私の経験上でのデータでしかありません
(これから書くことはかなり個人的な意見ですのでご了承ください)
変化の仕方も色々で
シート表面の
光沢がなくなってカサカサになっていく場合と
光沢が強くなりしっとりした感じになっていく場合
2ケースあります
ラバー保護シートを使用していると光沢が出る傾向にあります
全く逆のケースもあります
ちなみに保護シートは粘着の無いタイプの保護シートです




粘着ラバーは弾みが弱いですが
上記のように変化していくごとに
若干弾みが強くなり
さらにシートが柔らかくなる感覚があって
食い込みが良く感じ
玉持ちが良く扱いやすくなる気がします
なんだか調子の良いときは思いっきりインパクトさえすればなんでも異常に沈みこむドライブが入るようになったりします

どっちが良いと言うことは無いのですが
光沢が出た変化の方が個人的に玉持ちが良くなる気がします

そんな感じでラバーを使う毎に劣化するはずが進化するような現象があるのです
中国粘着ラバーユーザーの中では新品は粘着が強くて扱いにくい、少し使い込んだときが最高
とか
中には新品のラバーを水道で洗うという荒技をする人もいました

こうして使い込むことで実際に性能アップしたラバーを
劣化して交換時期になったラバーだと思い
新品に張り替えると、まるで別ラバーだ
と思う人も多いのだと思います

中国ラバーの厄介なのは
使い込むと現れる変化というのが一定では無いということだと思います
新品の時の性能はほぼ変わらないと思います

中国ラバーの製造方法は日本製ドイツ製の製法と比べると
出来損ないの中途半端な状態を上手く利用して作られています
詳しくは私も分かりませんが
製造方法などが原因で劣化、変化の仕方に特徴があるのだと思います

ですので
常に一定の性能を保ちた場合は
1ヶ月以内のスパンで交換するべきです
交換せず使用し続けて変化した性能を気に入っても
その性能のラバーをもう一度使うのは難しいでしょう

粘着ラバーは寿命が長いと言われます
間違いありません、表面に粘着があるので
長い期間使用しても引っ掛かりが衰えにくいです
そうやっていて無限に使えるわけでもありません
中国ラバーが本当に使えなくなる瞬間があります
スポンジとシートの剥離です
シートがスポンジから剥がれ
ニキビのように膨れます
この現象はどのラバーでもなり得る現象ですが
中国ラバーはなぜか比較的起きやすいです

私のオススメとしては
性能が変化する前に
定期的に交換するのが良いと思っています
変化した性能が気に入ったところで無駄ですので

中国ラバーは育てるべき