スティガ オフェンシブクラシック レビュー(中国ラバーユーザー向け)

38ミリ時代からある昔ながらのスティガの5枚合板ラケット
40ミリボール ノングル― 補助剤禁止 プラボール と時代を生き残ってきているレジェンドラケットです





昔は王励勤も使っていました

豆知識ですが昔はオフェンシブクラシックではなくオフェンシブという商品名でした

使用ラバー
両面 テンキョク2(一般用 未打底 40度)ファインジップ厚塗り3回

まず弾みません
打球感がポコーンという特徴的な打球感です

・フォア打ち
全然弾みません
強烈に手に響く打球感
フォア打ちからラケットのしなる感覚を感じます

・ドライブ
これ以上無いくらいに超強烈に球を持ちます
超絶にしなるおかげで硬いラバーですが思いっきりボールを持つ感覚が凄まじく
回転をかける感覚がこれ以上ないくらいに手に伝わります
弾まないのでドライブが浅く入ります
強烈にボールをホールドして上に上がり、そして沈みます
前陣で擦ってドライブすると回転でドライブが加速します
中国ラバーらしさが簡単に出せて笑えるくらい面白いです
台から離れると、私の技術不足ですが力んでしまい、うまく攻めることが難しかったです
ただ中国ラバーらしく強烈な弧線を描いてくれるので、オーバーミスの気配は全然ありません




・バックハンド
フォアは中国ラバーの特性をフル活用することができて良いのですが
バックは弾まなさ過ぎて使いにくいです
弾まないのでブロックがとても抑えやすく、とにかく返球はできます
もちろん「ツッツキやストップはしやすいですが
押したり弾いたり、かけ返したりという攻撃的な技術が稀に見るやりにくさです
硬くよく飛ぶテンションラバーを合わせるとちょうどいいと思います

最近パワーが無くなってきた私はこのラケットで使いやすさを感じました
何より回転がかけやすい
弱いインパクトでも安定して回転をかけられる安心感があります
回転をかける打球感も手に強烈に感じることができる
という事がとても気に入りました
スピードを犠牲にすることになりますが
中国ラバーのいやらしい球質、安定感で勝負するには良いと思います
前でしっかり振ると、回転で加速するクセのあるドライブが出せるので、逆に決定率が上がったとも感じます

ネットでのレビューを見ると
独特の打球感で好き嫌いが分かれるという意見が多いですが
5枚合板で弾まないラケット好きの私は好きでした
確かに特殊素材ラケットユーザーは絶対に嫌う部類のラケットかもしれませんし
現代のトップ選手が使うような性能ではないです
しかし私のような一般ユーザーが使うのはむしろ使いやすくて良いと思います







WRM 王道01 レビュー(中国ラバーユーザー向け)

WRMのオリジナルラケット
5枚合板で中国ラバー専用ラケットというキャッチコピーで売られています
このラケットが発売された当初はボールがセルの時代でした
現代でも使えるかレビューします

使用ラバー
フォア キョウヒョウ2(普狂2未打底40度)ファインジップ厚塗り3回
バック ロゼナ

第一印象は たしかに中国ラバーに合う と思いました

ドライブしたときの球持ちが抜群で、木材の打球感も良く、インパクトが弱くてもしっかり回転をかけてくれる感覚があります

安定した弧線のドライブが打てます

その割にスピードも出ます
ラケットの弾みでスピードが出るというより、回転でドライブが加速してスピードが出るように感じました

弾くように打ったときは少しスピード不足に感じました
普段キョウヒョウハオを使っていますが、キョウヒョウハオよりスピードは落ちるが回転はかかる、という印象です

しっかり回転がかかるので中国ラバーらしい重い球質のドライブが自然に打てます




私が感じたこのラケットの一番の特徴は中国ラバーに合った打球感です
硬めのラバーを使って打ったのですが、硬さを感じにくい打球感と言いますか
言葉で表現しにくいのですが
一般的に中国ラバーは硬くなるほど打球感にもクセが強くなり、それが合わない人も多いと思います
そのクセのある打球感がラケットで和らいでいるように感じました

バックにロゼナを使いましたが、これも良かったです
弧線が高く超安定します
バックドライブはつなぐ程度にしか使わないので安定感重視の方はとても使いやすいはずです
一方、高速バックドライブで得点を狙う方には弾みが物足りないかもしれません

最近中国ラバーにも弾むラケットを合わせるのが流行ですが、そういう組み合わせが好きな方には合いません

しかし5枚合板が中国ラバーには合うんだと思わせてくれるラケットでした
変化する沈む重い球質のドライブを打つことを武器にする中国ラバーユーザーの方にオススメです







劉詩文 劉詩文ZLF レビュー(中国ラバーユーザー向け)





バタフライのZLFインナーラケット 劉詩文


デザインチェンジの為一度廃番となってデザイン違いで一緒のラケットの劉詩文ZLFが発売されましたが、結局廃番になりました(上が旧、下が新)


廃番になりましたが中国では普通に売っていたりするので手に入らないわけではなさそうです
丹羽孝希 早田ひな 天野優 もちろん劉詩文といったトップ選手も使用するラケットです

私も今は使っていませんが
過去に使っていました




このラケットが発売された当初にいち早く手に入れ使っていました
旧デザインの方を使っていました

使用ラバー 両面テンキョク2(一般用未打底40度)ファインジップ厚塗り3回

このラケットを使っていた時が一番用具に納得して好調だった時期かもしれません

当時私は大学生で中国人のコーチもいて、大学にはフィジカルトレーニングのためのトレーナーもいるという恵まれた環境にいました
ベンチプレス100キロを上げるほど過去一番にパワーのあった時期でラケットはキョウヒョウハオを使っていましたが、フィジカルが強くなっていることを実感してる中で、用具変更を模索していました

ティモボルスピリット、ティモボルスパーク、バゼラート、SK7、エバンホルツ、朱世赫等、色々試しているときに劉詩文に出会いました

キョウヒョウハオもかなり気に入って3本持っていたくらいの溺愛ぶりだったのですが
ハードヒットしたときにパワーロスを感じることがあり
劉詩文を使ったところ今までにないパワーの超エグイドライブが打てました
ドライブの重さや、いやらしさ
ループドライブや軽いドライブも中国ラバーらしさを十分に残しながら
回転を落とさずスピードアップに成功したラケットでした

もちろん使用感に大きな違いはあったあので慣れるまで時間はかかりましたが

ネットの評価では5枚合板と同じ程度の弾みと書いていることも多いですが
5枚合板ユーザーの私の中ではかなり飛ぶ特殊素材ラケットです

ですが5.6mmという薄い板厚と、特殊素材がインナーに入っているという事で、よくしなり、抜群の回転のかけやすさがありました
そういう性能を持ってるのに爽快に飛んでくれる使いやすいラケットでした
ドライブの引き合いが超苦手だったのですが、このラケットで引き合いも少しカバーできている場面もありました




現在も早田ひなが使っているというのは納得できるラケットです
特にパワーのある中国ラバーユーザーは用具の性能に穴が無くなると思います

弱いインパクトのドライブは流石に5枚合板に負けますが
中国ラバーの使いにくい部分を全てカバーしてくれて、中国ラバーの良いところは全て残したラケットです
インパクト強い場面重視の方は是非とも使ってほしいです」

現在は当時のフィジカルは皆無ですので5枚合板に戻しましたが
良いラケットでした



自転車で日本一周するときのオススメ自転車3選





私は自転車屋で5年働きその後ロードバイクで日本一周しました
自転車も種類が色々あるのでどんな自転車がいいか悩むと思います
私の経験から日本一周にオススメの自転車を紹介します

マジで厳選した3種類です!




ランドナー
ロードバイク
クロスバイク
マウンテンバイク
ママチャリ
等 色々ありますが
ぶっちゃけ好きなのにのればいいです

というと終わってしまうので

私の偏見でオススメのジャンルを言うと
オススメは
ランドナー
ロードバイク
クロスバイク
の3種類です

こちらも合わせて読んでください→自転車で日本一周する自転車の3条件

ママチャリは変速機のギア比が足りないと思いますので山が辛いです

マウンテンバイクで日本一周している方は多いですが、個人的にサスペンションや太いタイヤの必要性は皆無です
ほとんどが舗装路を走るはずなので、細めのタイヤの方が軽く速く走れます
タイヤが太いからパンクしにくいと思う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません
タイヤが太くても細くても、押しピンを踏んだらパンクするのと同じで、パンクするときはパンクします

では
ランドナー
ロードバイク
クロスバイク

それぞれ具体的にオススメモデルを紹介します




ランドナー
アラヤ フェデラル

フェデラル 公式HP

ランドナーの中でも値段が安いが、一番旅に適している装備を兼ね備えています
詳しく書いた記事もありますのでご覧ください

自転車で日本一周の旅をするときのオススメのランドナー

ロードバイク
ジャイアント コンテンド2 

コンテンド2 公式HP

ポイント

・補助ブレーキが装備されている
・フロント50-34 リヤ11-34 のワイドレシオでほとんどの道に対応可能
・リヤ8速でチェーン交換が安い
・かなり乗りやすくなっていて値段もロードバイクにしては安い
・キャリヤをリヤのみでいける荷物量の方はイチオシです
・細いタイヤは軽く速く走れます




クロスバイク
ジャイアント エスケープR3

エスケープR3 公式HP

ポイント

・定価52000円 という安さ
・誰でも乗りやすいフラットバーハンドル
・柔らかいサドル
・フロント 28-38-48t リヤ 11-32t の軽いギア比が充実
・リヤ8速でチェーン交換が安い
・良く効くVブレーキ

まとめ

3つ紹介しましたが
私も全て乗ったことがあります
どれもとても乗りやすく、疲れにくい
ツーリング向きの設計です
ジャイアントが2つ入っていますが私はジャイアントのまわし者ではありません
色々ケチを付ける人はいますが、ジャイアントはコスパ最高です
自転車マニアはアンチジャイアントが多いそうですが
レースに出ない限りこれ以上の性能はオーバースペックです
無駄な性能は無い方が使いやすいです
それぞれのジャンルの最安ランクの自転車ですが、品質や性能は間違いありません
むしろこの価格帯が日本一周向けの乗りやすい自転車が集まっているのです







自転車で日本一周する自転車の3条件

私は自転車で日本一周をしました
元々自転車屋で働いていたこともあり、その知識を駆使して自転車を用意して旅をしました
しかし、実際旅をすると不便に感じる部分や困ったトラブルも多々ありました
そんな反省も加えてどんな自転車が日本一周というロングツーリングに向いているか
書いていこうと思いますので是非参考にしてください




1 修理が簡単に出来る自転車

どこでも修理可能な自転車です

どんな丈夫な自転車でも何カ月も毎日重たい荷物をのせて一日中走っていると、どこか異常が出ます
トラブルの無い旅はまずあり得ないと考えましょう

自転車には無数のパーツの種類があります
その中でも安くて、ある程度どこでもパーツ交換や修理等が出来るパーツの付いた自転車を用意しましょう
私の独断偏見ですが10万円を超えるような自転車は旅に向いていません
むしろ数十万円するようなレース用のカーボンフレームの自転車はやめた方が良いと思います
パーツが破損した場合など対応が難しくなります
適度に安い自転車ほどパーツに汎用性があり修理が容易です
出来れば自分で色々整備できる知識があるのがベストです
難しく感じる方は無理に覚えることはないですが、チェーンへの注油 と パンク修理 この2つは出来るようにしときましょう
乗っていてほんの少しでも違和感があれば、迷わず自転車屋を探して相談しメンテナンスしましょう
足となる自転車でケチっても良いことは無いでしょう

2 楽な姿勢で乗れる自分に合った自転車

無理ない姿勢で乗れる自転車
これが一番大事です
無理な姿勢になる自転車に乗っていると体が痛くなります
一番大事なのは自分の体です
体に優しい自転車を選びましょう
特に注意が必要なのは ランドナー ロードバイク 等のドロップハンドルの自転車
ママチャリしか乗ったことのない人がドロップハンドルの自転車を買って、乗りなれないままいきなり旅に出るのはやめましょう
ドロップハンドルに慣れている自分のポジションが分かる人の場合はドロップハンドルが一番良い選択だとは思いますが
そうでない場合はフラットバーハンドルのクロスバイクやマウンテンバイクの方が快適に乗れると思いますし
もしくは乗りなれたママチャリのほうがいい場合もあります
また自転車にはサイズがあります
購入の際は、信頼できるショップでよく相談し、跨ったりして、十分に確認したものを買いましょう




3 ギヤ比はとにかく軽いギア比を重視してリヤ8速を選びましょう

旅する自転車は色んな道に対応するため変速機付きを選びましょう
オススメの段数は フロント3段 リヤ8段 です
日本一周ともなると数えきれないほど山を登ることになります
重たい荷物を装備した自転車で山を登るのはとてもしんどいです
少しでも楽に上れるように可能な限り軽いギア比の自転車を選ぶべきです
フロント28 リヤ30 位のギア比1.0以下はあったほうがいいです
普段ロードバイクに乗っている人はそんな軽いギアなくてもいいと思うかもしれませんが、絶対いります
そもそも荷物を沢山乗せているのでそんなに速い速度で走ることは滅多に無いです
重いギアの方が使うときが少ないので、軽いギアを重視して選びましょう

リヤの段数が9速10速それ以上もありますし、その方が高性能と思うかもしれないですが
8速以下にしましょう
理由は6~8速用チェーンが一番安く、耐久性が高いからです
耐久性が高いことは一番重要ですし、8速までのチェーンは街中の小さな自転車屋でも在庫で置いている場合が多く、交換が必要なトラブルが起きた場合も対処しやすいからです
10速等になると在庫の無い店舗も多く、あったとしても値段が高いので8速以外を選ぶメリットは無いと思います



自転車で日本一周の旅をするときのオススメのランドナー





自転車で日本一周をしたいけど
どの自転車にしようと考えたとき
一番にランドナーというジャンルの自転車が出てくるのではないでしょうか




そのランドナーのオススメは

アラヤ フェデラル

これ一択です

他にも
アラヤ ツーリスト
マルイシ ツーリングマスター
ジャイアント グレートジャーニー
等 色々ありますが
見た目にこだわらず 旅をするという事を考え
自転車マニアでもなく
特にこだわりもないなら
ダントツでアラヤのフェデラルがオススメです

理由を説明します




タイヤサイズが26×1-3/8 でバルブが英式バルブ

フェデラルは
タイヤサイズが26×1-3/8
バルブが英式バルブ
という使用です
これが一番重要です
一番一般的なママチャリと同じなのです

つまりほとんどの自転車屋でタイヤチューブの在庫がある ということです
空気入れも一番簡単です
パンクなどのタイヤ、チューブのトラブルで自分だけで対処できない場合、自転車屋に持ち込むと思います
持ち込んだ自転車屋に自分の自転車に合うタイヤチューブがないと修理不可の場合があります
取り寄せてから修理なんて、待っていられないです
そういう状況を防ぐためどんな自転車屋でも即対応可能なママチャリ規格のタイヤの自転車にしとくべきです

ツーリングマスターやツーリストもタイヤサイズは26×1-3/8ですが、バルブが仏式です
大型自転車店なら在庫しているかもしれませんが、街中の小さな自転車屋には在庫が無い可能性の方が高いです
グレートジャーニーは26×1.75というHE規格です、アメリカを旅するならいいですが、日本では26×1-3/8の方がいいでしょう

補助ブレーキ 柔らかいサドル バッシュガード(ギアガード) が標準装備されている

ドロップハンドルの上ハンを持っている時でもブレーキがかけれるように補助ブレーキが付いています

レースに出るためビュンビュン走る自転車なら必要無いですが
荷物を沢山積んだ自転車です
そんなにスピードは出さないはずです
一番リラックスし体勢になれる上ハンでブレーキをかけることができたほうがいいです
補助ブレーキ一体型のブレーキレバーもありますが↓

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フェデラルに付いているタイプのレバーの方が圧倒的にブレーキングしやすいです
一体型はレバー自体の剛性が低くどうしてもフニャっとした感覚になりしっかりとまりません

フェデラルに付いているサドルはスポーツタイプながらクッションが厚めのサドルです
単純にお尻が痛くなりにくいです
エンペラーに付いているサドルもかっこいいですが見た目より体に優しい自転車の方が旅が楽しいはずです

バッシュガードが標準装備されています
これはどちらでもいいのですが
チェーンリングまわりは、ズボンの裾を巻き込んだり、汚したりしてしまう可能性が高いです
付いている方が良いでしょう




値段が安い

フェデラルは定価 62.000円です
ツーリスト 99.000円
エンペラー 130.000円
グレートジャーニー 100.000円

飛び抜けて安いです

正直乗ってみた違いはほとんどありません
グレートジャーニーはかなり良いのですが、タイヤサイズが惜しいですね
ツーリストやエンペラー、他のクラシックなタイプの高額なランドナーの値段の違いは見た目です
ランドナーはヴィンテージ人気が高く、ヴィンテージに似せたデザインのものは高額になります
もちろん性能の差はありますが僅かです
荷物を沢山乗せて走るのでレース用自転車に使われるような高額パーツはほぼ無意味です
それよりも壊れたとき安く交換できる汎用性のあるパーツの方が意味があります
それがフェデラルです



中国ラバーでエグいドライブを打つ方法と最適な用具





みなさん中国ラバーで強烈なドライブを打つ人を見たことがあると思います

尋常じゃない回転量のせいで
ボールがウネって
強烈に沈み込む
中国ラバーにしか出せない弾道です

上級者は硬くて弾まない中国ラバーで
凄まじい威力のドライブを連発します




あれは思いっきり当てているのです

薄くとらえて擦っているのではなく
ボールを殴るように強くインパクトしています

テンションラバーでも強くインパクトして強烈なドライブを打ちますが
また違います
テンションラバーはブチ当てると勝手にラバーに食い込み
ひきつれ効果で回転が掛かり飛んでいきます

中国ラバーの場合
これは私の勝手なイメージですが
カチカチのスポンジのさらに奥のラケットまで食い込ます感覚でインパクトします
食い込んでボールが発射されるまでの間に粘着シートで擦り回転を加える
というイメージです
中国ラバーユーザーの中では
「当て擦る」
と表現します

この当て擦る感覚なのですが
テンションラバーユーザーが、そんなことなら自分も出来そう
と思うかもしれないですが
十中八九出来ません
中国ラバーを使い込んで初めて理解できる感覚だと思っています




よく中国ラバーはパワーが要る
と耳にタコができるくらい聞くと思います
それは間違いです
この当て擦るドライブで威力を出すために
特別パワーが必要ではありません

しかし条件があります
自分のパワーに合ったラケットを選ぶことです

擦るドライブはハードなラケットを使ってパワーがなくても
中国ラバーのボールタッチがあれば
そこそこの回転を掛けれますが→中国ラバーの打ち方 中国ラバーに特殊素材ラケットでパワーは要らない
当て擦る場合は別です
これこそ回転が掛かる前に飛んでしまい
棒球になってしまいます

当て擦る事を捨ててスマッシュするならいいですが
当て擦ってエグいドライブを打ちたいなら
パワーのない人は薄くてしなる5枚合板がいいでしょう

馬龍のようなハードヒッターがようやくカーボンラケットで当て擦って良い球が出せるのです
我々一般の中国ラバーユーザーで当て擦る場合は自分のインパクト力にあったラケットを探しましょう











中国ラバーの打ち方





卓球をしていると

中国ラバーは凄い回転が掛かる

ということで

誰もが一度は注目し使ってみたいと思うラバーだと思います

しかしながらほとんどの人が使いません

それは中国ラバーには

中国ラバーの打ち方が必要で

ほとんどの人がその打ち方を身につける前に諦めるからです

その打ち方を説明します

私自身長年中国ラバーを愛用しています

よく中国ラバーはパワーがいると言いますが

ウソです

もちろんパワーはあった方が良いです

でもそれは中国ラバーじゃなくても同じです

大事なのは打ち方です



中国ラバーでドライブするのに必ず必要な打ち方

擦ることです

上級者が速い球を打つ時は
テンションラバーを使うときよりも厚くラケットにブチ当てるように打ちますが
それは応用編です

基本は擦るドライブです

テンションラバー代表としてテナジーを例に出すと

テナジーで擦って強烈な回転のドライブを打てる方は多いと思います

ですがテナジーの擦るドライブで強烈なドライブが打てる人が

キョウヒョウで強烈なドライブが打てるかと言われると

ほとんどが打てません

私の勝手なイメージになるのですが

テナジーで擦ってドライブをする時は

シートとスポンジのラバー全体でボールを包み、ラバーの引きつれる力で回転をかけてます

中国ラバーで擦るときは

シートの摩擦力のみでボールを擦るイメージイメージです
もっと言うとシートに食い込ませて、スポンジには食い込まさない感覚です

中国ラバーに慣れた私がテナジーで擦ると、滑ったような感覚すら感じます

この擦る感覚はひたすら練習して感覚を身につけるしかありません

慣れると軽いスイングでも苦しく詰まったような状況でも
テンションラバー以上の回転を掛けれるボールタッチが理解できると思います

大抵の人がこの中国ラバーに慣れる前に挫折します
当てるだけで勝手にそこそこの球が出てしまうテンションラバーに戻るのです

私が常に思っていることですが
中国ラバーが使いにくいのではなく
テンションラバーが異常に使いやすすぎるのです

テンションラバーよりも
中国ラバーの方が緩急も付けれますし
サーブや台上技術は慣れれば最強でしょう

頑張って使いこなしましょう







中国ラバーに特殊素材ラケットはパワーがないと使えないというのはウソ

中国のトップ選手もよく使用している特殊素材ラケットにキョウヒョウという組み合わせ

代表的な組み合わせで

ビスカリアにキョウヒョウなどです

張継科 石川佳純 もこの組み合わせです

しなる系の5枚合板ラケットに中国ラバーを使っている人なら分かるはずですが

回転をかける前に飛んでしまい

球質の軽いボールになってしまいます

私も長年5枚合板に中国ラバーを愛用しています

先日ビスカリアを使ってみました

使ってみて最初の率直な感想は

回転量が落ちて

5枚合板と比べると相手もとても取りやすそうなドライブになってしまい

中国ラバーを使う意味が無いと感じました

しかし

これは間違いだと

使い込むうちに

感じることもありました

5枚合板ラケットから特殊素材ラケットにすると

球質が軽くなり

中国ラバーらしさが減少するのは間違いないです

パワーのある選手でもそうだと思います

しかし中国ラバーであることは変わりないので

テンションラバーには出せないような球質を出すことは出来るのです

言葉で伝えにくいのですが

テンションラバーよりもドライブの速度が落ちないのです

もちろんテンションラバーの方が速いドライブが打てるのですが

5枚合板を使った時の特徴は

強烈な回転でうねって、変化し、加速するようなドライブです

硬い特殊素材ラケットでそういうドライブを打つのは確かに相当なインパクトが必要です

しかし

特殊素材ラケットでも

中国ラバーを使い慣れてる人なら

先述の減速しないドライブが打てるのです

昔からの中国ラバーユーザーは

グルー時代のような

うねる重い球

に拘るのかもしれませんが

そこに拘らないのが

新しい中国ラバーの使い方なのだと思います

中国ラバーに対応したボールタッチがあれば

ある意味5枚合板よりも使いやすいかもしれません

下回転に対してもテンションより楽に持ち上がりますし

テンションラバーとは違う球筋で相手を惑わすことができます

特殊素材ラケットというと

台から離れても打てるということをイメージすることが多いかもしれませんが

違います

私は全く逆の考えです

前陣で台から離れず

早い打球点とピッチの速さで勝負するプレイヤーにピッタリだと思います

5枚合板より弾む分

初速が速いです

しかも減速しない弾道

相手に時間を与えないプレースタイルには一番適した組み合わせだと思います

台から離れてパワーのない人が

特殊素材ラケットに中国ラバーの組み合わせを使うと

相手にも時間を与えてしまいます

そういう状況では

テンションラバーにスピードで劣る中国ラバーなのに球質の軽いボールは相手の脅威にはなりません

台から離れたプレーを重視する人こそ薄くて しなる 飛ばない5枚合板ラケットを使い

うねる球 重い球 が必要です

卓球のプレースタイルは

前陣 両ハンド 高速打点 高速ピッチ

といった

超高速卓球へと変化しています

その流れに最適なのが特殊素材ラケットに中国ラバーなのではないでしょうか

サーブや台上技術はもちろん十八番の中国ラバー

前陣高速卓球で中国ラバーを使うときはハードな特殊素材ラケットという組みで合わせが最適なのではないでしょうか?

重い球を打つことを捨て 球足の速さ 中国ラバー特有の弾道 を駆使して 打点とピッチで勝負

そう思いました



中国ラバーを使いこなすために必要なこと

中国ラバーを使うのに一番必要なのは

中国ラバー独特の使用感に骨の髄まで慣れることです
(ここでは中国ラバー=キョウヒョウのような昔ながらの中国ラバーとします)

卓球用具レビューで有名なぐっちぃさんや
ユーチューブでの中国ラバーレビュー
その他WEB上でのレビュー
等で定番のレビュー

中国ラバーはパワーのある選手でないと使えない
スイングスピードがないと良い球は打てない
補助剤を塗らないと使い物にならない

そんなことをよく言いますが

私は全て間違っていると思います

ラバーには裏ソフト 表ソフト 粒高 アンチ と色々種類があります
中国ラバーは裏ソフトですが他の裏ソフトとは扱い方が全く違います
裏ソフトと粒高くらいの扱いの違いと思ってもらってもいいです
テナジーなどのテンションラバーから中国ラバーに用具変更することは裏ソフトから粒高に変更するくらいのことなのです
それだけ扱い方が違うと思ってください

回転不足を感じて、回転の掛かると言われる中国ラバーに変更する人を沢山見てきましたが
だいたい元のテンションラバーに戻ります

同じ裏ソフトだと思ってテンションラバーと同じように使っても回転も掛からないしスピードもイマイチ
それが当たり前です
それだけ違うラバーなのです

中国ラバー特有のボールタッチを身につけなければ使い物になりません

実はそれは難しくありません

単純に慣れの問題です
テンションラバーユーザーはテンションラバーの使い方が身に染みついています
中国ラバーユーザーは中国ラバーの使い方が身に染みついている
それだけのことです

パワーが無くても
スイングスピードが無くても
中国ラバー特有のボールタッチがあれば
中国ラバー特有のクセ球が打てます
回転量のある重いドライブが打てます

補助剤なんて使わなくても普通に使えます

もちろんパワーがあればパワーがあるほどエグイ球が打てます

そのためには中国ラバーでとにかく打ち込むことです

日本には中国ラバーを使い込んでいる選手がそもそも少ないです
テンションラバーを使っている他人のアドバイスよりも
自分で考えて考え抜きましょう
人と違う用具を使うという事はそういう事です
どうすれば中国ラバーを使って上達し試合で勝てるか
考えましょう

テンションラバーの感覚を捨ててひたすら一から練習しましょう