ニキビが治るまでの期間 抗生物質を処方されてもすぐには治らない





前回皮膚科についての記事を書きましたが
ニキビで皮膚科を受診することについて

ニキビで皮膚科を受診して
ニキビの炎症(赤ニキビなど)に対して抗生物質の塗り薬を処方される場合があります

○抗生物質とは
抗生物質は抗菌薬と言われたりもして個人で購入することも困難で
医者に見てもらってニキビに対して出される薬で一番強力だと思います
そんな事は知っている方が多いかもしれません
そこで注意してほしいのは
抗生物質を使用したからといってもニキビが数日で治るような魔法ではない、ということです

抗生物質は確かにニキビに対して高い効果があるとされていますが
ひどい赤ニキビになってしまった場合はどれだけ早くても綺麗に治るのには1ヶ月です

○治るまでの期間
ターンオーバーという言葉を良く聞くと思いますが
肌が生まれ変わる周期のことで約1ヶ月です
勘違いしてる方が多いですがこのターンオーバーは早くても遅くてもダメです
どちらになっても肌には危険なことで、正常通りターンオーバーを繰り返すことが一番健康な肌なのです
正常にターンオーバーが行われることが健康なニキビのできにくい強い肌になるということで、健康な肌とは正常にターンオーバーが行われている肌のことなのです

抗生物質を処方され治療を開始しても
効果を感じるのに二週間ほどだと言われています
ここで完全に治るわけではありません
治療が良好に進んだとしても「膨らんでいたニキビが平らになる」程度です
この段階で、肌は平らになるかもしれませんが、赤みが残っていたり、色素沈着のような状態になったりする場合が多いです
赤みが消えるのには治療開始から3ヶ月と言われています
抗生物質が使われるのは炎症(赤み)が消えるまでです
その後軽いニキビ跡になる場合も多く、健康で正常な肌に治るまでは半年から1年間です




○ニキビの治療は時間がかかるものだと理解するべき
ニキビの治る期間を説明しましたが、これはターンオーバーが正常に行われ、順調に治療が進んだ場合の目安です
そもそもニキビができる肌は弱っている場合が多く、ターンオーバーが正常に行う機能が低下している場合が多いと思います
順調に進んでも健康な肌になるのは1年後くらいです
これを聞いてほとんどの人は長いと思うでしょう
ですが実際そういうものです、現代のネットの情報では、企業が商品を売るため、ブログやユーチューブで閲覧数を稼ぐために「1日でニキビが治る」「1ヶ月でツルスベ肌」のようなキャッチーでほぼ嘘のような情報が溢れています
それが本当だと信じて実践したとしても、その通りになる事は無く、心理的ストレスを抱えることになります
ニキビを治療するのに健康なメンタルはかなり重要です
気長に治療しなければいけないことを受け入れましょう

○抗生物質を使ってもニキビを治すのは自分自身です
ニキビに対して抗生物質とはニキビができる菌の繁殖を防ぐもので
ニキビを治す魔法の薬ではないと思っています
菌を防ぐことで無理やりニキビの発生や悪化を防ぎ、ニキビが治るのは結局は自身の身体が持つ「自己治癒力」です
自己治癒力について
強い薬「抗生物質」を塗っているからと油断して、食事や睡眠などの生活を疎かにしていると治るものも治らないということを忘れず治療しましょう