リーバイ・ストラウスという人物





ジーンズといえばリーバイスをイメージする方は多いと思います
リーバイスという会社は
リーバイ・ストラウス という人が作った会社です

前回お話しした、ジーンズを発明したヤコブ・デイビス
今回お話しするリーバイ・ストラウス
この2人はジーンズの起源を知る上で欠かせない人物です

先に言っちゃうのですが
この2人が繋がる事で
今も多くの人に愛されるリーバイス 501はこの2人から生まれることになります

今回はそんなリーバイ・ストラウスという人物のお話しをしましょう

リーバイさんは1829年ドイツのババリアのブッテンハイムという町で生まれたユダヤ人です
ヤコブさんもそうですが、ユダヤ人でビジネスマンとして優秀な人が多いと言われるのがなんとなくわかりますね(笑)




1847年18歳のリーバイ青年は移民としてアメリカのケンタッキー州レキシントンに行きます
ここで生地や糸、針などを売る行商人として商売を始めます

リーバイは1年ほど行商人として商売をしたのち、このままでは上手く行きそうにないと思います

リーバイにはルイスとジョーナスという実のお兄さんが2人いました
2人ともアメリカ、ニューヨークで洋服などを売る商売人をしていて、リーバイよりも先に商売でそこそこ上手くいっていたのでした
お兄さんの元で手伝いをすることにして、商売のコツや用品の知識を覚えたそうです

その修行を終えた後の1853年、サンフランシスコに移り新しく商売をはじめます

当時1849年からはじまったゴールドラッシュと言われることが起こっていました
サンフランシスコで金が発掘され、フォーティーナイナーと言われる人たちが、金を掘り当てて一獲千金を狙い
世界中から大量の人がサンフランシスコに押し寄せていました
急激な人口増加による物資不足により物価が高騰しており
サンフランシスコではニューヨークの3倍の値段で物が売れたと言われています

そんなサンフランシスコに目を付けてリーバイさんは商売で大儲けしました
ニューヨークのお兄さんから商品を仕入れるので、売る物が無いという心配もなく
超高値でなんでもすぐに売れたようです




1866年には超豪華なリーバイス社のビルをサンフランシスコに建てるまでに成長し
有名な実業家へと成り上がったのでした

扱っている品物も色々で
洋服はもちろん、フォーティーナイナー向けの作業服(この時点では当然リベットは打たれていない)
デニムやキャンバス生地はもちろん色んな生地から
雑貨品、多種多様な物を揃え
良品ばかりだと評判もとても良かったようです
リーバイの店で買えば間違いない、とまで言われていました

そんな感じで商売を大成功させていたリーバイさんと
同時期、リベットを打ったズボンで儲かりはじめたヤコブさん
後に、この2人が繋がることでまた新しい事が起きます

次回は
リーバイ・ストラウス
ヤコブ・デイビス
この2人が繋がり、ジーンズの歴史が大きく動くお話しをさせていただきます
お楽しみに