リーバイス「XX」の意味





リーバイス501XXと言いますが
「XX」の意味をしっているでしょうか?

読み方は
「ダブルエックス」と読みます
古着好きの方で「ペケペケ」と言われたりもします

「XX」の意味を
前回のお話で、生地業界の業界用語、と簡単に説明しました

レストランの星の数みたいなもので
一つ星、二つ星、三つ星、と星の数が増えるほどランクが高いことを意味しているのと同じで
「X」の数が多いほど良いとされています

Xの数でランク分けをするのは
元々、ウール業界の風習でした
X、XX、XXX とXの数が増えるほどに
細い繊維を使った、しなやかでツヤのある高級ウール地になっていくことを意味しました

カウボーイハットでも「X」が使われていて
カウボーイハットではX~10Xまであって
Xファクター、Xレイティングと言われる階級付けがされていました
カウボーイハットは基本的にフェルト地で
ビーバーの毛皮が高級品とされ
10Xのカウボーイハットとなれば、上質なビーバー100%で仕上げられ
綺麗な光沢があり、軽くしなやかで、形崩れしにくいものでした
銃弾で穴が空いてしまっても、手で揉み込めば元通りになると言われていました
値段も当時の10ドル程度(10万円程度)の超高級品でした

そんな「X」をデニムに使い品質の高さをアピールしたのでした




当時は
「裂けたら新品に交換する」
という保証を真剣にやっていたので
リーバイスもよっぽど真剣に丈夫なことをアピールしたかったのでしょうし
丈夫で高品質であることにこだわりがあったのでしょう