自転車で日本一周する自転車の3条件

私は自転車で日本一周をしました
元々自転車屋で働いていたこともあり、その知識を駆使して自転車を用意して旅をしました
しかし、実際旅をすると不便に感じる部分や困ったトラブルも多々ありました
そんな反省も加えてどんな自転車が日本一周というロングツーリングに向いているか
書いていこうと思いますので是非参考にしてください




1 修理が簡単に出来る自転車

どこでも修理可能な自転車です

どんな丈夫な自転車でも何カ月も毎日重たい荷物をのせて一日中走っていると、どこか異常が出ます
トラブルの無い旅はまずあり得ないと考えましょう

自転車には無数のパーツの種類があります
その中でも安くて、ある程度どこでもパーツ交換や修理等が出来るパーツの付いた自転車を用意しましょう
私の独断偏見ですが10万円を超えるような自転車は旅に向いていません
むしろ数十万円するようなレース用のカーボンフレームの自転車はやめた方が良いと思います
パーツが破損した場合など対応が難しくなります
適度に安い自転車ほどパーツに汎用性があり修理が容易です
出来れば自分で色々整備できる知識があるのがベストです
難しく感じる方は無理に覚えることはないですが、チェーンへの注油 と パンク修理 この2つは出来るようにしときましょう
乗っていてほんの少しでも違和感があれば、迷わず自転車屋を探して相談しメンテナンスしましょう
足となる自転車でケチっても良いことは無いでしょう

2 楽な姿勢で乗れる自分に合った自転車

無理ない姿勢で乗れる自転車
これが一番大事です
無理な姿勢になる自転車に乗っていると体が痛くなります
一番大事なのは自分の体です
体に優しい自転車を選びましょう
特に注意が必要なのは ランドナー ロードバイク 等のドロップハンドルの自転車
ママチャリしか乗ったことのない人がドロップハンドルの自転車を買って、乗りなれないままいきなり旅に出るのはやめましょう
ドロップハンドルに慣れている自分のポジションが分かる人の場合はドロップハンドルが一番良い選択だとは思いますが
そうでない場合はフラットバーハンドルのクロスバイクやマウンテンバイクの方が快適に乗れると思いますし
もしくは乗りなれたママチャリのほうがいい場合もあります
また自転車にはサイズがあります
購入の際は、信頼できるショップでよく相談し、跨ったりして、十分に確認したものを買いましょう




3 ギヤ比はとにかく軽いギア比を重視してリヤ8速を選びましょう

旅する自転車は色んな道に対応するため変速機付きを選びましょう
オススメの段数は フロント3段 リヤ8段 です
日本一周ともなると数えきれないほど山を登ることになります
重たい荷物を装備した自転車で山を登るのはとてもしんどいです
少しでも楽に上れるように可能な限り軽いギア比の自転車を選ぶべきです
フロント28 リヤ30 位のギア比1.0以下はあったほうがいいです
普段ロードバイクに乗っている人はそんな軽いギアなくてもいいと思うかもしれませんが、絶対いります
そもそも荷物を沢山乗せているのでそんなに速い速度で走ることは滅多に無いです
重いギアの方が使うときが少ないので、軽いギアを重視して選びましょう

リヤの段数が9速10速それ以上もありますし、その方が高性能と思うかもしれないですが
8速以下にしましょう
理由は6~8速用チェーンが一番安く、耐久性が高いからです
耐久性が高いことは一番重要ですし、8速までのチェーンは街中の小さな自転車屋でも在庫で置いている場合が多く、交換が必要なトラブルが起きた場合も対処しやすいからです
10速等になると在庫の無い店舗も多く、あったとしても値段が高いので8速以外を選ぶメリットは無いと思います