ローラーブレーキを使うな!バンドブレーキがオススメ





ママチャリについている後輪のブレーキのほとんどは
リムを挟んで止めるようなブレーキではなく
ハブにくっついている形状のブレーキがほとんどです

種類が色々あるのですが少し紹介します

・バンドブレーキ(ドラムブレーキ)
1万円くらいの自転車にはほぼこのブレーキが付いています
よく効きます
しかしブレーキをした際に音が鳴ります
制動力はかなり良い
雨の時効きが弱くなります

・ローラーブレーキ
シマノが出している高性能ブレーキ
天候に関係なく安定した制動力を発揮します
値段高めなママチャリに装備されていることが多いです
専用のグリスが入っているが、切れると音鳴りがする、無視して使い続けると壊れる

・メタルブレーキ
ダイアコンペから出ているローラーブレーキに似た構造のもの
しかし明らかに性能は劣っています

・サーボブレーキ
ブレーキの効き方にクセがある
急にガツンと止まりすぎる場合もある
なぜだかよく調整が狂っていて車輪の回りが悪くなる自転車をよく見る

 

他にも種類がありますが
だいたいこの4つをよく見ます

個人的意見ですが

メタル、サーボはバンド、ローラーに比べ圧倒的に不調を起こしやすいです

比較的バンド、ローラーはあまりトラブルがないです

私の中ではママチャリを選ぶときブレーキの種類でいうと
このバンドブレーキ、ローラーブレーキの2択だと思っています

バンドブレーキは安物自転車についている粗悪品という意見も多いです

たしかに間違いなくローラーブレーキの方がブレーキの性能は上です

しかし私はバンドブレーキをオススメします

正直バンドブレーキは欠点が多いです
まずブレーキをしたとき「キー」という音鳴りがします
残念ですがこれはなおせません
ブレーキが効いている証拠として諦めてください

雨の時、効きが弱まります
簡単に説明するとブレーキに水が入り、滑るということです

一番気をつけてほしいことが絶対に注油してはいけない、ということです
たまに音鳴りするから注油したという人がいますが
摩擦で車輪の回転を止めるブレーキに注油すると、滑ってブレーキが効かなくなります
一度油がつくと、どれだけ洗浄しても使えなくなってしまう場合が多いので注意しましょう




これだけ欠点があるのにオススメする理由

それは長持ちするからです

長持ちするというのは日常で頻繁に使うママチャリで一番大事だと思っています

ローラーブレーキはグリスの注入が必要不可欠です
しかし毎日、特に何も気にせず適当に乗っているママチャリで
ブレーキのグリスを気にする人がどれだけいるでしょうか?
ほとんどいないと私は思っています

販売側もローラーブレーキの自転車を売るとき
ブレーキのグリスのことを説明するところはほとんどありません

仮にグリス切れで音鳴りするようになった自転車に乗っていても
なんとなく気にせず乗り続けるお客様を大量に見てきました
そういう自転車はブレーキ自体が劣化してしまいブレーキの交換が必要になる場合もあります

バンドブレーキはというと
20年30年前のものでも何の問題もないものがほとんどです
不調が出ても簡単な調整でほとんどの場合解決するため修理金額も安く済みます
ほったらかしで何も考えず乗り続けても後でちゃんと整備すればほとんど大丈夫です

ママチャリに高いお金を使うなんでバカらしいと私は思ってしまうので
欠点が多くてもテキトーに使っても長持ちする
その方がいいと私は思います

ただバンドブレーキの音鳴りや雨天時の効きの弱まりが合わない人はローラーブレーキを選びましょう
製品としての性能はローラーブレーキの方が良いので