自転車で日本一周するときの必要な装備



自転車で日本一周をしよう!

そう思い立ったあなたはネットで日本一周をした方のブログなどをチェックして何を持っていくべきか考えているのではないでしょうか?

私も実際に自転車で日本一周をしました

よろしければ過去記事もご覧ください
日本一周自転車オススメ3選
日本一周するための自転車の条件3つ
日本一周にオススメのランドナー

そこで私が思う
日本一周に必要な最適な装備を紹介します

1 自転車(パニアバック4つ装備+パンク修理道具)
2 お金(現金+クレジットカード)
3 テントと寝袋(野宿をする場合)
4 スマホ+モバイルバッテリー+充電器
5 着替え1回分+タオル2枚(無くてもOK)

以上です・・・

それだけ!・・・

と思う方もいるかも知れませんが

私が旅に出て
荷物について感じたのは

断然少ない方が良い

私自身色々持っていった方ですが
アレ持ってきたら良かった
よりも
コレ持って来なくて良かった
と思ったことの方が圧倒的に多かったのです

荷物をたくさん積むと
当然自転車を漕ぐのもしんどくなります

荷物が重いと自転車にかかる負担も大きくなり
故障のリスクが高まります

個人的にはコレじゃ足りないと思う程度の荷物でOKです



もっと言うと
自転車
スマホ
お金
以上さえあれば何も問題ありません

足りないものがあればその都度現地で買い足すことをオススメします

荷物が増えて良いように
出発時には少なくても
追加でモノを入れれるバックなどを自転車に装備させておく事はしておきましょう

例えば
着替えや防寒着ですが
持っていかなくても良いくらいで
ホームセンターやドン・キホーテは大抵どこでもあって
ほとんどかなり安く変えます
その時期に合った、その時必要な衣類はその時にならないとわかりません
ですので準備して持っていくのでは無く
その都度最低限の量を買い足す
と言うスタイルが一番効率的です

洗濯セットも持っていかないことをオススメします
コインランドリーでOKです
コインランドリーが自分に合わないと思えば途中で洗剤とバケツを買えば済みます

自転車の修理道具は
タイヤレバー
パンク修理用パッチ+のり
コンパクトな携帯工具
携帯ポンプ
心配な場合は予備のタイヤチューブ
だけでOKです

旅中はどんなトラブルが起こるか分かりません
色々準備して工具を持っていったところで、それでも対応できない状況は必ず訪れます
そんな時は結局ショップに持っていかなといけません
パンクをなおせる最低限の準備以外は無駄でしょう
それよりも出発前に十二分に自転車のメンテナンスを行いましょう

寝袋テントは野宿をすると決めている場合は持って行きましょう
種類は正直なんでも良いです
モンベルが良いとか色々と意見がありますが
アマゾンやホームセンターにある安っすいので良いです
不満があれば途中で買い換えましょう
私は95%野宿でしたが、めっちゃ安いやつで最後まで問題なく使えました

スマホとモバイルバッテリーは
必ず持っていくべきです
基本スマホで道を調べたり現地情報を調べたりします
流石にスマホの充電が無くなると困るので
モバイルバッテリーは容量大きめをオススメします

最後に当たり前ですが
お金を持って行きましょう
お金さえあればなんでもなんとかなりますので・・・

個人的な意見ですが
持ち物は自転車以外全て使い捨てる気持ちの物にしましょう
全国どこでも代わりのきくもののみを持つ方が便利で気持ちも楽です

荷物で自転車が見えないくらいに沢山の装備をしている人もいれば
キャリアもつけないそのままのロードバイクに小さいリュック一つで旅をする人もいます

何を持っていくかは自由ですが
荷物は少なく
フットワーク軽く動き回れる方が
旅は楽しいものになると私は考えています
いろんな事態に備え荷物を大量に持っていっても、それでも対応仕切れないトラブルは必ず訪れます
それが旅の醍醐味でもあると思って
思いっきり少ない荷物で
荷物を考える時間よりも
1秒でも早く楽しい旅に出発しませんか!?



自転車屋の私はノーパンクタイヤをオススメできない理由




転車のトラブルで一番多いのが「パンク」です

出先でパンクすると身動きが取れなくなりますし
修理するためにお店に持って行ったりすることもとても面倒です

そこで注目されるのが「ノーパンクタイヤ」です
私自身、自転車屋として働いていて
ノーパンクタイヤのトラブルを数多く見てきたことを踏まえ
私の意見を書かせて頂きます

・ノーパンクタイヤとは

簡単に説明すると
通常タイヤの中には空気の入ったチューブがあって、そのチューブに穴が開くと空気が抜けてパンクするのですが
空気を入れるチューブの代わりに詰まったスポンジをタイヤの中に入れることで、空気を入れることすらしなくてもいい、何か刺さってもタイヤがペチャンコになることが無い「ノーパンクタイヤ」になります

空気入れも必要がなく

パンクの心配もない

一見夢のような自転車ですが

いまだに空気入りタイヤが主流であることには理由があります

・ノーパンクタイヤのデメリット

その理由は乗っていて快適ではないからです

空気の入っているタイヤは
中が空気なので断然重量が軽いです

自転車の重量はこぐ時の軽さに直結します

中身が詰まったノーパンクタイヤは重いです

技術が進歩して軽量を売りにするものも出てきていますが
正直大した進歩はしていません

空気入りと比較すると圧倒的に重く
こぎ心地は不快に感じる人が多いです

疑う場合は実際に自転車屋で持ってみて
試乗させてもらって確かめてみましょう

もう一つ乗り心地にも大きな差があり
空気入はクッッション性能がとても高いです

比べてノーパンクはクッション性が低く段差などの路面の凹凸の振動を不快に感じる場合が多いです

車輪に与えるダメージが大きい

ノーパンクタイヤ特有のクッション性能の悪さで一番悪影響を与えるのは車輪です

自転車の車輪にはスポークという針金のような細い棒がたくさん編まれて作られています

ノーパンクタイヤでハードな使用を繰り返すことでスポークへの負担も大きくなり
折れることがとても多いです

折れると車輪は曲がりバランスを悪くなり最悪走行不可になります

ノーパンクタイヤ自体がハードな使用に不向き

空気入りチューブの代わりに中に入れるスポンジは
私の知る限りハードな使用に耐えれるとは言えません
空気入りチューブの方が圧倒的に快適にかつ安心して乗れます

重い荷物を載せたり、ダメですが二人乗りをするようなノーパンクタイヤ自転車のユーザーのトラブルはとても多いです

多いのは先に述べたスポーク破損の問題

次にノーパンクタイヤ自体がちぎれて破損することがとても多いです

中のスポンジか負荷に耐えれず変形したりするケースがとても多いのです

そうなるとタイヤの形状がボコボコになり実質パンクしたような状態とも言えます




・ノーパンクタイヤを扱っていないショップも多い

ノーパンクタイヤのトラブルがあった場合
ショップで修理することになると思いますが
対応していないショップが多いことも事実です

また対応している場合でも通常の自転車よりは高額になりますので覚悟してください

・ノーパンク自転車のリコールがあった件

以前ノーパンクタイヤ自転車のタイヤが走行中に外れるといった事故が発生し
リコールがかかりました

ノーパンクタイヤ 自転車のリコール記事

個人的な意見ですが、これは特別この会社が販売している自転車だから発生した出来事ではありません

設計自体はどのブランドのノーパンクタイヤ自転車も似たり寄ったりです

たまたまここの自転車で起こった事という見方を私はしています

・ノーパンクタイヤをオススメする人

ここまでノーパンクタイヤの悪いことばかり書きましたが
全ての人にノーパンクタイヤを使うべきでは無いと言いたい訳ではありません

毎日通勤・通学に使う人、重い荷物を乗せる人など、毎日ハードに自転車を利用する人にはオススメできません

逆にあまり自転車を使わない人にはかなりオススメできます

1ヶ月に数回しか乗らない、普段乗らないけどたまに乗る

そういう利用頻度が極めて低い人にはとてもオススメです

ほとんど自転車に乗らない場合でも乗らない間に空気が抜けます

たまにしか乗らない人ほど空気入れなどのメンテナンスは怠る傾向を強く感じます

ノーパンクタイヤは空気入れが不要です

どれだけ放っておいてもペチャンコになっていたという心配は無いので
気にするることが少なくて済むでしょうし
利用頻度が少なくハードな使用もしない場合は逆に自転車のトラブルも起こりにくいでしょう

ノーパンクタイヤの自転車が欲しい場合

最初からノーパンクタイヤが装着されている新品の自転車をオススメします

ノーパンクタイヤが自転車自体に負担が大きいことはメーkーも分かっています

ノーパンクタイヤが付いている完成車は車輪のパーツも通常より丈夫な素材が使われていることが多く
手持ちの空気入りチューブ自転車をノーパンクタイヤへ交換するよりは安心して乗れるはずです

それでもハードな使用を繰り返すと故障・破損などのトラブルが起こり易いものということは変わりありません

まだまだ課題の多いノーパンクタイヤですので使用の際は安易にオススメできないというのが私の意見です



ロードバイク クロモリ ホリゾンタルが美しい条件

個人的な好みの話ですが




フレームがクロモリで
ドロップハンドルの自転車が
大好きです




その中でも条件があって

トップチューブが水平
つまりホリゾンタルであること

パイプ接合はラグできれいな仕上がりであること

ヘッドチューブに接合されているトップチューブとダウンチューブの間はある程度間隔があること

です!!!

こういう好みの人は多いはずです

アルミ、カーボンのスローピングのフレームが主流ですが





激細パイプの洗練された外観は
うっとりするような美しさがあります

スローピングさせることで剛性をあげている
ナカガワのフレーム

これはこれで別のかっこよさがありますが

やっぱホリゾンタルだよな





ホリゾンタルでも
サイズが小さいと
なんか物足りないですし

無理して大きいサイズを選んでも
シートピラーの出ている長さが短すぎるとだめなんです

ハンドルはそこそこに低く
サドルは高く

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それでも無理なく乗っているのが粋なんです

でもこれって
大きいフレームサイズで
さらにサドルをあげないと無理なことなので
身長160ちょっとの私は無理なんです・・・泣

ですのでよけいに憧れが強く

そういう自転車を見るとつい見入ってしまいます






カーボンでも
大きいサイズのホリゾンタルはかっこいいですけど

クロモリのほうがもっとかっこいいですね

身長180センチくらいはないとだめですね







自転車で日本一周するときのオススメ自転車3選





私は自転車屋で5年働きその後ロードバイクで日本一周しました
自転車も種類が色々あるのでどんな自転車がいいか悩むと思います
私の経験から日本一周にオススメの自転車を紹介します

マジで厳選した3種類です!




ランドナー
ロードバイク
クロスバイク
マウンテンバイク
ママチャリ
等 色々ありますが
ぶっちゃけ好きなのにのればいいです

というと終わってしまうので

私の偏見でオススメのジャンルを言うと
オススメは
ランドナー
ロードバイク
クロスバイク
の3種類です

こちらも合わせて読んでください→自転車で日本一周する自転車の3条件

ママチャリは変速機のギア比が足りないと思いますので山が辛いです

マウンテンバイクで日本一周している方は多いですが、個人的にサスペンションや太いタイヤの必要性は皆無です
ほとんどが舗装路を走るはずなので、細めのタイヤの方が軽く速く走れます
タイヤが太いからパンクしにくいと思う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません
タイヤが太くても細くても、押しピンを踏んだらパンクするのと同じで、パンクするときはパンクします

では
ランドナー
ロードバイク
クロスバイク

それぞれ具体的にオススメモデルを紹介します




ランドナー
アラヤ フェデラル

フェデラル 公式HP

ランドナーの中でも値段が安いが、一番旅に適している装備を兼ね備えています
詳しく書いた記事もありますのでご覧ください

自転車で日本一周の旅をするときのオススメのランドナー

ロードバイク
ジャイアント コンテンド2 

コンテンド2 公式HP

ポイント

・補助ブレーキが装備されている
・フロント50-34 リヤ11-34 のワイドレシオでほとんどの道に対応可能
・リヤ8速でチェーン交換が安い
・かなり乗りやすくなっていて値段もロードバイクにしては安い
・キャリヤをリヤのみでいける荷物量の方はイチオシです
・細いタイヤは軽く速く走れます




クロスバイク
ジャイアント エスケープR3

エスケープR3 公式HP

ポイント

・定価52000円 という安さ
・誰でも乗りやすいフラットバーハンドル
・柔らかいサドル
・フロント 28-38-48t リヤ 11-32t の軽いギア比が充実
・リヤ8速でチェーン交換が安い
・良く効くVブレーキ

まとめ

3つ紹介しましたが
私も全て乗ったことがあります
どれもとても乗りやすく、疲れにくい
ツーリング向きの設計です
ジャイアントが2つ入っていますが私はジャイアントのまわし者ではありません
色々ケチを付ける人はいますが、ジャイアントはコスパ最高です
自転車マニアはアンチジャイアントが多いそうですが
レースに出ない限りこれ以上の性能はオーバースペックです
無駄な性能は無い方が使いやすいです
それぞれのジャンルの最安ランクの自転車ですが、品質や性能は間違いありません
むしろこの価格帯が日本一周向けの乗りやすい自転車が集まっているのです







自転車で日本一周する自転車の3条件

私は自転車で日本一周をしました
元々自転車屋で働いていたこともあり、その知識を駆使して自転車を用意して旅をしました
しかし、実際旅をすると不便に感じる部分や困ったトラブルも多々ありました
そんな反省も加えてどんな自転車が日本一周というロングツーリングに向いているか
書いていこうと思いますので是非参考にしてください




1 修理が簡単に出来る自転車

どこでも修理可能な自転車です

どんな丈夫な自転車でも何カ月も毎日重たい荷物をのせて一日中走っていると、どこか異常が出ます
トラブルの無い旅はまずあり得ないと考えましょう

自転車には無数のパーツの種類があります
その中でも安くて、ある程度どこでもパーツ交換や修理等が出来るパーツの付いた自転車を用意しましょう
私の独断偏見ですが10万円を超えるような自転車は旅に向いていません
むしろ数十万円するようなレース用のカーボンフレームの自転車はやめた方が良いと思います
パーツが破損した場合など対応が難しくなります
適度に安い自転車ほどパーツに汎用性があり修理が容易です
出来れば自分で色々整備できる知識があるのがベストです
難しく感じる方は無理に覚えることはないですが、チェーンへの注油 と パンク修理 この2つは出来るようにしときましょう
乗っていてほんの少しでも違和感があれば、迷わず自転車屋を探して相談しメンテナンスしましょう
足となる自転車でケチっても良いことは無いでしょう

2 楽な姿勢で乗れる自分に合った自転車

無理ない姿勢で乗れる自転車
これが一番大事です
無理な姿勢になる自転車に乗っていると体が痛くなります
一番大事なのは自分の体です
体に優しい自転車を選びましょう
特に注意が必要なのは ランドナー ロードバイク 等のドロップハンドルの自転車
ママチャリしか乗ったことのない人がドロップハンドルの自転車を買って、乗りなれないままいきなり旅に出るのはやめましょう
ドロップハンドルに慣れている自分のポジションが分かる人の場合はドロップハンドルが一番良い選択だとは思いますが
そうでない場合はフラットバーハンドルのクロスバイクやマウンテンバイクの方が快適に乗れると思いますし
もしくは乗りなれたママチャリのほうがいい場合もあります
また自転車にはサイズがあります
購入の際は、信頼できるショップでよく相談し、跨ったりして、十分に確認したものを買いましょう




3 ギヤ比はとにかく軽いギア比を重視してリヤ8速を選びましょう

旅する自転車は色んな道に対応するため変速機付きを選びましょう
オススメの段数は フロント3段 リヤ8段 です
日本一周ともなると数えきれないほど山を登ることになります
重たい荷物を装備した自転車で山を登るのはとてもしんどいです
少しでも楽に上れるように可能な限り軽いギア比の自転車を選ぶべきです
フロント28 リヤ30 位のギア比1.0以下はあったほうがいいです
普段ロードバイクに乗っている人はそんな軽いギアなくてもいいと思うかもしれませんが、絶対いります
そもそも荷物を沢山乗せているのでそんなに速い速度で走ることは滅多に無いです
重いギアの方が使うときが少ないので、軽いギアを重視して選びましょう

リヤの段数が9速10速それ以上もありますし、その方が高性能と思うかもしれないですが
8速以下にしましょう
理由は6~8速用チェーンが一番安く、耐久性が高いからです
耐久性が高いことは一番重要ですし、8速までのチェーンは街中の小さな自転車屋でも在庫で置いている場合が多く、交換が必要なトラブルが起きた場合も対処しやすいからです
10速等になると在庫の無い店舗も多く、あったとしても値段が高いので8速以外を選ぶメリットは無いと思います



自転車で日本一周の旅をするときのオススメのランドナー





自転車で日本一周をしたいけど
どの自転車にしようと考えたとき
一番にランドナーというジャンルの自転車が出てくるのではないでしょうか




そのランドナーのオススメは

アラヤ フェデラル

これ一択です

他にも
アラヤ ツーリスト
マルイシ ツーリングマスター
ジャイアント グレートジャーニー
等 色々ありますが
見た目にこだわらず 旅をするという事を考え
自転車マニアでもなく
特にこだわりもないなら
ダントツでアラヤのフェデラルがオススメです

理由を説明します




タイヤサイズが26×1-3/8 でバルブが英式バルブ

フェデラルは
タイヤサイズが26×1-3/8
バルブが英式バルブ
という使用です
これが一番重要です
一番一般的なママチャリと同じなのです

つまりほとんどの自転車屋でタイヤチューブの在庫がある ということです
空気入れも一番簡単です
パンクなどのタイヤ、チューブのトラブルで自分だけで対処できない場合、自転車屋に持ち込むと思います
持ち込んだ自転車屋に自分の自転車に合うタイヤチューブがないと修理不可の場合があります
取り寄せてから修理なんて、待っていられないです
そういう状況を防ぐためどんな自転車屋でも即対応可能なママチャリ規格のタイヤの自転車にしとくべきです

ツーリングマスターやツーリストもタイヤサイズは26×1-3/8ですが、バルブが仏式です
大型自転車店なら在庫しているかもしれませんが、街中の小さな自転車屋には在庫が無い可能性の方が高いです
グレートジャーニーは26×1.75というHE規格です、アメリカを旅するならいいですが、日本では26×1-3/8の方がいいでしょう

補助ブレーキ 柔らかいサドル バッシュガード(ギアガード) が標準装備されている

ドロップハンドルの上ハンを持っている時でもブレーキがかけれるように補助ブレーキが付いています

レースに出るためビュンビュン走る自転車なら必要無いですが
荷物を沢山積んだ自転車です
そんなにスピードは出さないはずです
一番リラックスし体勢になれる上ハンでブレーキをかけることができたほうがいいです
補助ブレーキ一体型のブレーキレバーもありますが↓

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フェデラルに付いているタイプのレバーの方が圧倒的にブレーキングしやすいです
一体型はレバー自体の剛性が低くどうしてもフニャっとした感覚になりしっかりとまりません

フェデラルに付いているサドルはスポーツタイプながらクッションが厚めのサドルです
単純にお尻が痛くなりにくいです
エンペラーに付いているサドルもかっこいいですが見た目より体に優しい自転車の方が旅が楽しいはずです

バッシュガードが標準装備されています
これはどちらでもいいのですが
チェーンリングまわりは、ズボンの裾を巻き込んだり、汚したりしてしまう可能性が高いです
付いている方が良いでしょう




値段が安い

フェデラルは定価 62.000円です
ツーリスト 99.000円
エンペラー 130.000円
グレートジャーニー 100.000円

飛び抜けて安いです

正直乗ってみた違いはほとんどありません
グレートジャーニーはかなり良いのですが、タイヤサイズが惜しいですね
ツーリストやエンペラー、他のクラシックなタイプの高額なランドナーの値段の違いは見た目です
ランドナーはヴィンテージ人気が高く、ヴィンテージに似せたデザインのものは高額になります
もちろん性能の差はありますが僅かです
荷物を沢山乗せて走るのでレース用自転車に使われるような高額パーツはほぼ無意味です
それよりも壊れたとき安く交換できる汎用性のあるパーツの方が意味があります
それがフェデラルです



電動自転車の違い ヤマハ パナソニック ブリヂストン





電動自転車で有名なパナソニック ヤマハ ブリヂストン
この3社の電動自転車が最もよく売れているでしょう

私は7年ほど自転車屋として働いています
独断と偏見ですがそれぞれの電動自転車の違いについて書いていきます

今回はその中でも特によく売れている
パナソニック  ビビDX     パナソニックHP
ヤマハ     PAS With ヤマハHP
ブリヂストン  フロンティア   ブリヂストンHP
この3モデルを比較します
是非購入の参考にしてください

値段

メーカー希望小売価格
パナソニック  ビビDX     110,800円
ヤマハ     PAS With 110,000円
ブリヂストン  フロンティア   114,800円




値段の違いはありますが10万円を超える金額でこの差は小さいと思います
性能の差は後で説明します

量販店の場合ほとんど値引きしていることが多いです
ネットで買うか、実店舗で買うかは好みで良いでしょう
ネットで購入して分からないことがあれば、実店舗に聞きに行けばいいと思いますし、そこまで不安がることは無いと思います
実店舗で購入する場合、現金支払いのみのお店がありますので注意しましょう
お店によっては価格保証をしているお店もありますので、可能であれば近隣店舗と比較して交渉しましょう
手っ取り早く安く買うならインターネットが安いです
楽天で買うと、ポイントもかなりつきますし、クレジットカードを使えばカードのポイントもつきます

 

性能の違い

簡単にそれぞれの特徴を書きます

パナソニック  ビビDX

・唯一の日本製
日本製だからという理由での違いは何も違いはありません
個人的には中国製にして値段を下げるべきだと思っています

・フレームが鉄製
ヤマハ、ブリヂストンはアルミ製ですが鉄製です
そのおかげで見た目が細身になり、フレームの接合部がパイプとパイプをはめ込むような接合方法を採用しており、溶接の後がなく、綺麗なビジュアルに仕上がっています

・漕ぎだしが一番パワフルに感じる
個人的な感想ですが漕ぎだしのアシストパワーが一番強いです

ヤマハ     PAS With

・3つの中で一番軽量
電動自転車は重たいです
重たいことには変わりないですが3つの中では一番軽いです

・アシストが一番滑らか
滑らかと言っても分かりにくいと思いますが
アシストのムラが無い、と言う方が分かりやすいでしょうか
電動自転車にはトルクセンサーというものが付いていて、乗り手の力を感知して、力が必要な漕ぎはじめや坂道のときは強いアシスト、下りや平坦を走っている最中はアシストを弱く、と勝手にアシストの具合を調整しています
パナソニックは漕ぎだしがパワフルと書きましたが、悪く言えば、漕いでいる最中にアシストが強くなったり弱くなったりするのを感じやすいです
ヤマハは常に一定の漕ぎ心地が強いです

・タイヤが太い
私の体感ですがタイヤが太い方がスポーク、ニップルが折れにくいです
タイヤ交換時は値段が若干高くなります
ちなみにフロンティアも太いです

ブリヂストン  フロンティア

・バッテリー容量が一番少ない
バッテリー容量や走行距離を重視するなら フロンティアDX を購入しましょう

・前輪にモーターがついており、チェーンではなくベルトドライブ、自動充電機能付き
ヤマハ パナソニックはクランク部分にモーターが付いていますが
ブリヂストンは前輪にモーターが付いています
難しい説明はしません
モーターを前輪に付けることで
チェーンを使わずベルトドライブにすることでメンテナンスフリー化
自動充電機能
この2つを可能にしています
これはブリヂストンのみです
ベルトドライブは私は個人的にメリットしかないと思っています
以前詳しく書きましたので一緒に読んでください

自動充電機能はそれほどあてにしない方がいいと思っていますが
付いてないより付いている方が良い機能だと思います

アシストはパナソニックとヤマハを足した感じ
個人的にブリヂストンの電動が一番すきです
パワーも滑らかさも、ブリヂストンのベルト電動が一番良く感じました

最後に
ブリヂストンが一番おすすめですが
性能に大きな差は無いと思っています
デザインが気に入ったものがあればそれでいいでしょう



自転車のチェーンにKURE556を使ってはいけない理由





私は自転車チェーンにKURE556のような潤滑スプレーを使う事は悪くはないと思っています

ですが自転車屋によってはKURE556をチェーンに使うやつはバカだ、というようなとこもあります
なぜ意見が分かれるのでしょうか

まずKURE556とはどういうものなのかというと
錆びとり 潤滑 をしてくれるスプレーです
潤滑というのは油です 動きを滑らかにします
肝心なのが 錆びとり という部分です、超簡単に説明するとシンナーのような揮発性の成分が入っています
錆びを綺麗に落とすわけではないのですが、このおかげで通常の油より浸透力が高くなります
錆びにも浸透して金属の動きを滑らかにしします
これだけ聞くと普通の油より良いじゃん
と思いますよね
だからバカ売れしているのです

そんなKURE556のデメリット

すぐ乾く
これがKURE556を使うなという人が嫌う理由です
先ほど説明した揮発性成分が入っているため、油なのにすぐ蒸発するのです

チェーンに556で注油する

すぐ乾く

チェーンに油が無くなる

錆びる

ということがよくあるのです
普通のチェーン油の3倍は早く乾きます

このようにメリット、デメリットがあるので
どちらを重視するかによって意見が分かれるのです

自転車大手量販店のようなところでもKURE556、または似たような潤滑油を使っている自転車屋はかなり多いです

そこで自転車屋はなんと言うかというと、こまめに注油してきださい、と言います
そうです、錆びる前に定期的にちゃんと注油するとKURE556でも問題ありません
それをほったらかしで、チェーンを錆びさせてしまうとダメなのです

そういう私もほったらかしで乗るので、通常の油を使っています

KURE556自体はとても優秀な商品なので一概に否定せず
自分に合ったものを使いましょう



どの電動自転車を選ぶか考える

電動自転車の購入を考えている方向けのネット上の記事は多数ありますが
どれもそれぞれの公式HPに載っていることを綺麗にまとめたものばかりです
もちろん分かりやすくまとめ、比較することはとても重要です
しかしあまり為になることは書いていないと思っています
自転車屋に行けば店員が話すような内容なのです




私は自転車屋として7年働いています
もちろん大手ブランドの電動自転車は大体乗ったことがありますし
ネットで売っている5万円以下のものにも様々な電動自転車に乗ったことがあります
正直に言うと5万円以下の電動自転車も15万円の電動自転車も
乗り心地やアシスト性能の差は値段の差ほどありません

皆さんはどんな基準で電動自転車を選びますか?

私の場合ですが
長持ちすること これが一番大事と思っています
高いお金を払って買うものがすぐ使えなくなったら悲しいからです
電動自転車で長持ちする条件とは
・故障しても、修理が簡単なこと
・そもそもトラブルが発生しにくい仕組みのもの
この2つだと思います

結論を先に言うと

どんな自転車でも使っていると必ず不具合が発生します
そんなときに大体の自転車屋で修理可能なものを選ぶ

オススメの電動自転車は
ブリヂストンのベルトドライブの電動自転車

ただ、値段が電動自転車の中でも高いのですし、他にも良い商品は沢山あるので
この記事を読んで参考にしてもらえれば幸いです

詳しく説明します

・長持ちする条件 もし故障しても修理が簡単なこと

もし故障しても、修理を簡単にするために
電動自転車を売っている大手ブランドで
パナソニック ヤマハ ブリヂストン
この3ブランドから選びましょう
理由は取り扱っている店舗が多いからです
長く乗り続けるとどこかパーツ交換が必要になることが多いです
故障して持ち込んだ店舗が取り扱っていないと、補修パーツを手配出来ない可能性があります
他にも電動自転車を売っているブランドでマルイシ アサヒサイクル 大きな量販店のオリジナル商品等
ネットで探せば5万円以下の激安の電動自転車もありますが
取り扱い店舗が比較的少ないためあまりオススメしません
特にネットで売られている聞いたことのないブランドのものはパンク修理すら断る自転車も多いです
以前私が働いたことのある自転車量販店もそうでした

 

・長持ちする条件 そもそもトラブルが発生しにくい仕組みのもの

当たり前ですが、自転車は使っていると必ずどこか不具合が発生します

例えば同じ商品でも違う人が乗ると1年でボロボロになる人もいますし、10年間問題なく乗る人もいます
使用環境によって痛む個所も変わってきます

電動自転車もモーターが付いているということ以外は普通の自転車と構造はそんなに変わりません

もしかしたら電動自転車はしっかり作られているとよく聞くかもしれませんが、私はそう思いません
普通の1万円自転車と同じように壊れるときは壊れます
15万円の電動自転車でも1万円の普通の自転車でもそこは変わりません

その中でも唯一私がトラブル発生率を下げてくれると思うのがブリヂストンのベルトドライブ電動自転車です
チェーン周りのトラブルはベルトにすることでほとんどがほぼメンテナンスフリーでトラブルレスにすることが可能です

ただ値段が高いので、厳しい場合大手3ブランドであれば他のモデルでも問題ありません

3ブランドのものであれば大体は無難な耐久性の高いパーツがつかわれています
3ブランドの電動自転車を使っても耐久性が低いと感じる方は多分なにを買ってもそう感じるでしょう

 

・最後に

電動自転車は値段が高い買い物です
良いモノを選ぼうと考え熟考した上で購入することでしょう
しかし所詮自転車です
過剰な期待はしない方が良いでしょう



ママチャリのカゴは樹脂製が最強





ママチャリのカゴは無数に種類があります

ほとんどのママチャリには前カゴが標準装備されています

買い物で荷物をたくさん乗せるために後の荷台に後カゴを付ける場合もあります

私は自転車屋として7年働いていて
たくさんのお客様の自転車を見ていますが
間違いなく一番長持ちするのは樹脂製のカゴです

カゴの種類は大きく分けて3種類
ほとんどのカゴはスチール(鉄)製です

細い網状になっているメッシュカゴ
少し太い針金で作られたようなワイヤーカゴ
そしてオススメの樹脂製カゴがあります

樹脂ってプラスチックでしょ?鉄のカゴの方が丈夫でしょ?
とよく言われますが
樹脂製の方が長持ちすると自信を持ってオススメします

詳しく説明します




 

・鉄は錆びる 樹脂は錆びない

ママチャリなんて乗らないときは外に置きっぱなしで適当に扱う人がほとんどのはずです自転車の鉄カゴは鉄のワイヤーに簡単なコーティングがされていて錆びないように工夫されているわけですが
そのコーティングもほとんどがかなりもろいです年中雨風日光にさらして使用するカゴのコーティングなんてものはすぐに劣化してしまい剥がれ、中の鉄が錆びます
そして錆びたり、割れたり、最悪そのせいでカゴに入れた荷物に傷や汚れをつけることになります
樹脂は錆びません
強いて言うと長年の使用による劣化で樹脂がパリパリになり擦れると少し粉がつくような状態になるときもあります
ただそこまで使っている場合、鉄カゴなら間違いなくぶっ壊れているでしょう

 

・鉄は曲がる 樹脂は柔軟性があり割れにくい

自転車を倒してカゴが曲がった経験のある人は多いのではないでしょうか
鉄カゴは衝撃があった場合曲がったり変形したりします
変形すると自転車の雰囲気も悪くなって良くないですよね
樹脂製カゴは柔軟性があるため、ある程度の衝撃なら変形しません
バネのようにグニュっとなりますが戻ります
一定の力を超えると割れますが、かなりの力がないとそこまでいきません

 

・前カゴの対荷重は3~5kg

ママチャリのカゴに積んでいい荷物の上限は
鉄、樹脂問わず、ほとんどが5kgまでです
ほとんどの人が守っているわけありません

鉄カゴをこの対荷重を守って使っているならそこそこ長持ちするかもしれないですが
まずありえないと私は思っています
実際私も新品の1万円自転車を買って、それに最初から付いているメッシュカゴに毎日結構重たいリュックを乗せて使っていましたが、2か月程度でカゴの底が割れました
その後樹脂製カゴに変えて同じように使っていますがそれから現在まで4年ほど何の損傷もありません

 

・鉄カゴでも良いモノはある

大手メーカーの電動自転車に付いているカゴでよくあるのですが
極太のワイヤーカゴ
これは長持ちします
コーティングもかなりしっかりされていますし、ちょっとやそっとじゃ曲がりません
ただ淵だけ太くなっているものは細い部分が割れやすいのでオススメしません

それと大手メーカー車に付いているようなステンレス製カゴも結構長持ちします
変形はしてしまいますが、ほぼ錆びないですし
鉄カゴに比べてかなり割れにくいです




 

・カゴのデザインについて

自転車のカゴは
その自転車のオシャレ度を大きく左右します
正直樹脂製カゴはスタイリッシュなものが少ないです
見た目重視ならワイヤーカゴが一番スタイリッシュです
さらに耐久性がほしいならステンレスワイヤーカゴか極太ワイヤーカゴになりますが
やっぱり樹脂製カゴが一番長持ちしますし
値段も手ごろなものが多いです
比べるとステンレスカゴや極太ワイヤーカゴはかなり高いです
コスパ重視で適当に雑に扱う私は断然樹脂製カゴが良いと思っています

 

・最後に

そもそも自転車製品における対荷重MAX○○kgというのもあまりあてになりません
自転車に乗る人の体重は65kg以下が基準みたいです、後の荷台は対荷重28kgが最大です
中には対荷重40kgとかもあって実際20kg程度を乗せて走ると、グラグラにしなってとても安心して走れないようなもでびっくりしたこともあります、対荷重18kgの荷台の方が断然しっかりしていました
笑っちゃいますよね

そんなことは参考程度にして
ぜひ耐久性の高い樹脂製カゴを使ってみてください