キョウヒョウ 種類の違い 選び方





いつの時代も密かに大注目される中国ラバー

中国ラバーの代名詞であるキョウヒョウ

   

長年中国ラバーユーザーの私もキョウヒョウというブランドにはかなりの信頼があります

しかしキョウヒョウにも種類が沢山あって、ネットでのレビューが様々

私の経験になりますが違いを語ります

まず結論から言うと様々なキョウヒョウシリーズの中で
回転とスピードは両立しない
ということです

まず
大前提として
それぞれキョウヒョウシリーズの違いは微差です
正直大差はありません




個人的な感想ですが

一番回転がかかるのは
キョウヒョウ2(普狂2)

一番スピードが出るのは
キョウヒョウプロ3ターボブル―

です

キョウヒョウ2 と キョウヒョウ3 の違い

2の方が回転がかかり
3の方がスピードが出る

2の方が使用感のクセが強く
3の方がクセが弱いため
3の方が圧倒的に売れています
たしかに3のほうが当てても擦っても使いやすいです



普通のキョウヒョウ(未打底)とNEOキョウヒョウ キョウヒョウNEO の違い
普通のキョウヒョウより
NEOの方が食い込む感覚がありスピード、飛距離がでます
なので結構使いやすく感じます
スポンジにあらかじめ補助剤の膜があるので、これが影響しています
しかし効果が1カ月弱で切れます
個人的にNEOはオススメしません
オススメなのはキョウヒョウ入門者と
少しでもボールスピードを求める上級者です

大衆用 省チーム用 国チーム用 等のランクの違い
ランクが上がるほど個体差が少なく感じます
よく品質が良い、とかネットで書き込まれていますが
品質って何なんだ?と疑問に思っています
ランクが上がるほど使いやすさが上がり、クセが弱くなる印象です
普狂と国狂はスレイバーとテナジー並みの値段差ですが、そんな性能差は全くありません

NEOのなかにも省用 国用 とありますが
ランクが上がるほどスポンジの補助膜が分厚くなっていきますので
補助剤効果が高い=スピードが上がる
という事になります

ネットではNEOはスピード、スピンともに普通のキョウヒョウよりアップという意見が多いですが
絶対NEOじゃない方が回転がかかります
使用感にクセが強いため、使いこなせず、そう思われるのだと思います

ブルースポンジと通常スポンジの違い

ブルースポンジはスポンジの硬さの割に食い込みが良く感じます
私の印象ですが
使いやすく、回転もかかりやすい
スピードが出しやすい
キョウヒョウとしてのクセは若干弱まり(キョウヒョウらしさは十分)
合わせれるラケットも多い
最近流行りのビスカリアや特殊素材インナー系ラケットと合わせる場合はブルーススポンジの方が合わせやすいでしょう

通常スポンジの方が
扱いにくいけど
回転の最大値が高い
弾みは弱い です




最近のラケットラバーは弾みのいいものが多く
弾む用具に慣れているので普通のキョウヒョウが注目されないだけで
キョウヒョウはかなりの高性能ラバーです

グル―時代ブルースポンジはグル―効果が高いスポンジ
という情報が多く、確かなことは分かりませんが
それは本当だと思います
実際同じ硬度で比べてもブルースポンジの方が柔らかく感じ、柔らかいスポンジの方がグル―吸収が良いので
今でも補助剤効果が高いので
トップ選手がブルースポンジを使っているのだと思います

個人的に一般の愛好家がブルースポンジを使う意味は特に無いと思います、無駄に値段が高いですしね

中国キョウヒョウと日本製スポンジキョウヒョウ(ターボ)

ニッタクから日本製スポンジのキョウヒョウが発売されています
ターボシリーズ以外の日本製スポンジキョウヒョウはオススメできません
使いやすさは若干向上していますが、キョウヒョウらしさが弱く回転も微妙なので

ターボブルーは個人的にかなりの高性能です
キョウヒョウらしさがかなりあるのに、弾みがかなり向上しています
通常のキョウヒョウの方が高い弧線が出るので安定します
ターボブル―の方が弾む分回転が落ちた感じはあるのですが、かなりの強回転を残して弾みを超アップしているので、スピード不足を感じるキョウヒョウユーザーにはオススメです



国狂3ブルースポンジ と キョウヒョウプロ3ターボブル― の比較





いきなり余談ですが

キョウヒョウプロ3ターボブルーが発売になってから

ネットで国ブルースポンジの値段が少し下がったような気がします

 

中国トップ選手がフォア面に使うブルースポンジのラバーに興味を持って

ブルースポンジのキョウヒョウを使いたい人は多いでしょう

以前からネットで流通している

国狂ブルースポンジ

そして最近発売された

キョウヒョウプロ3ターボブルー

長年どっぷり中国ラバーユーザーの私ですが

どちらも興味があり

どちらも使ってみましたので

レビュー記事を書きましたが

今回は両ラバーを比較して感じたことを書いてみます

購入の参考になればと思います

 

まず一番の違いは

打球感 です

国狂は以前までのキョウヒョウと似たような打球感を残しながら食い込み、球持ちを良くしたような打球感です

ターボブルーは以前までのキョウヒョウとは打球感がかなり違います

スポンジがかなり硬いということが影響してると思うのですが

食い込まず、鉄板で打つかのごとく、弾ける感じです

なのに回転はスゴイかかる

いままでに無い打球感です

それとラバーの重量がかなり重たいです

この新しい打球感と重量から

合わせるラケットをかなり限定させるのではないかと思います

スピード、回転を比較すると

スピード

国ブルー<ターボブルー

回転

国ブルー=ターボブルー

という印象なのですが

私は国狂ブルースポンジのほうが好みでした

理由はいつも使ってるキョウヒョウやテンキョクに近い感覚だからです

慣れてるので使いやすく感じる

というだけで

ターボブルーの高性能さは底知れないポテンシャルがあるように思います

スポンジが硬く、いままでキョウヒョウより飛距離も出るし

中国ラバーらしさを一切失っていない素晴らしいラバーです

ただあくまでもキョウヒョウなので、テンションラバーからの以降は相当な慣れが必要ですので注意してください

結論として

どちらもかなり性能の高いラバー

個人的な感想ですが

国狂ブルースポンジのほうが

最近流行りのビスカリアなどの弾むラケットにも合わせやすく、どんなラケットにも比較的合わせやすいと思います

ターボブルーはラケットを選ぶと思います



キョウヒョウプロ3ターボブルー レビュー





大注目の中国ラバー

キョウヒョウプロ3ターボブルー

長年どっぷり中国ラバーユーザーの私がレビューします




まず

めちゃめちゃ硬いです

キョウヒョウシリーズで一番硬いと思います

硬いキョウヒョウ好きの私でも硬いと思いました

ほんの少しラバーが反ってます

工場で補助剤みたいなのを染み込ませているのではないかと個人的に思っています

打ってみての感想は

結構飛びます

ラバーが硬くバチバチと音がなって弾けるように飛びます

いままでのキョウヒョウとは違った感じです

球離れが早くスコーンと飛んでいく打球感なのですが

そのわりにはボールが上がり

しっかりと高い弧線が出ます

球離れが早く飛んでいく感覚なのに

擦ればガッツリキョウヒョウの回転がかかります

新しい感覚のキョウヒョウで

言葉にしにくいのですが

いままでのキョウヒョウは

回転をかけると

ラバーがグッとボールを持ってギュッと回転をかける感覚なのですが

ターボブルーはガツンとラバーにボールが当たりパチンと弾けるように飛んで行きます

今までのキョウヒョウにはない不思議な感覚で

スピード、回転ともにかなりレベルの高いラバーです

回転は普通のキョウヒョウと同じくらいに感じますが

スピードはかなり出ます

スピードがかなり出るのに

キョウヒョウらしい重い球質のドライブになります

スピードに不満があるキョウヒョウユーザーには嬉しいはずです

いままでのキョウヒョウとは違うクセのあるキョウヒョウだと思いますが

いままでのキョウヒョウよりも弾む感覚がある分、多くの人に受け入れてもらいやすいキョウヒョウになっていると思います

ただあくまでもキョウヒョウです

弾むといってもテンションラバーを使っている人からすると全く弾みません

それと最上級に硬いラバーので

薄くてしなる系のラケットを合わせるべきだと思います

ただてさえ弾ける感覚のラバーなので

さらに弾けるラケットを合わせると回転かけるの難易度が高くなってきます

ボールを持つ感覚のラケットを選ぶことをオススメします

ターボブルー 使い込んでみた後のレビュー




国狂3ブルースポンジ レビュー





中国ナショナルチーム用キョウヒョウのブルースポンジ

多くの中国トップ選手がフォア面に使うラバーとして知られています

長年どっぷり中国ラバーユーザーの私がレビューします

結論から先に言うと
値段ほどの性能はありません
私個人としては一般用キョウヒョウの方が良いと思いましたし
ネット上でチヤホヤされているほど良いモノでもないです
ちなみに間違いなく正規品のものを使いました
シリアルナンバー確認もしました

それでは細かいレビューをします




使用したのは40度の2.2ミリです

打ってみた第一印象として
硬度40度の硬い部類なのですが
一般用キョウヒョウとくらべると
40度と思えないほどに
ボールが食い込みます

フォア打ち
フォア打ちから食い込みやすさを感じます

ドライブ
一般用よりかなり食い込んで
ボールを持っている時間が長い感覚があり
なおかつ粘着シートがしっかりとボールを摩擦して回転をかける感覚もあり
とてもコントロールしやすく感じます

薄く擦ったとき
当て擦ったとき
当てたとき
全てのドライブ技術で安定して食い込みを発揮してくれます

またドライブのスピードも一般用よりも少しだけ出しやすく
それなのに中国ラバーらしい重い球質のドライブが十分に打てます

しかし回転に関しては一般用キョウヒョウと同じくらい
あるいは一般用の方が飛ばない分回転が強烈に掛かるとも感じました

インターネット上のレビューでは
国狂は一般用キョウヒョウと比べ
スピード、スピンともに段違いに向上している
と良く見ますが
正直そこまでの差はありません

中国ラバーに慣れていない人限定で
食い込む感覚がある分回転がかけやすいかもしれませんが

違うのは
食い込みの良さから来る扱いやすさと
ほんの少しのドライブのスピード
扱いやすいのに中国ラバーらしいクセ球を出せるというのが最大のメリットだと思います

中国ラバーに慣れていない人でも
使いやすいといえるかもしれませんが
あくまでも中国ラバーですので、過剰に期待して、テナジーのようなテンションラバーから変更しても使いこなすのは難しいです

この食い込みの良さなら
最近流行りの弾むラケットを合わせるという難易度も低くなるでしょう

ビスカリアに貼ってみましたが
私には全く使いこなせませんでした



今まで使った最強の中国ラバーは海夫の藍鯨だった話





長年中国ラバーユーザーの私は今まで色んな中国ラバーを使ってきました

その中で最強といっていいラバーが一つあります

海夫の藍鯨2です

そんなはずないだろ

と使った事がある大半の人は思うでしょう

インターネットで普通に買えるような藍鯨ではありません

市販の藍鯨は私の中でスピード、スピンともに微妙な中途半端ラバーです




おそらくですが

国狂のような

別ランクのものだったのだと思います

詳細は分かりませんがラバーの性能がとても最強でした

学生時代に所属していたクラブチームの関係者が中国で仕入れてきたということで

藍鯨をそのクラブチーム内で販売していたのです

値段は1枚4千円

まだインターネットでも藍鯨がそこまで出回ってなかったときでした

見るのも聞くのも初めてのラバーで

その当時はグルーが禁止になってからさらにオイル系補助剤が禁止になった直後だったと思います

たしかまだニッタクからネオキョウヒョウも発売されていないとき

初めて已打底ラバーを見た瞬間でもありました

そのときそのクラブチームで買った藍鯨が後にも先にもない最強の藍鯨です

粘着テンションの先駆けの藍鯨ですが

かなりブームになった時期がありました

馬林が使っているという噂もありましたし

多分ですが
私が使ったのも馬林が使うようなものと同ランクの高品質藍鯨だったのだと思っています

その藍鯨は

中国ラバー独特の使いにくい使用感が殆ど無く

テナジーのようにオートマチックに回転がかかるような感覚がありました

しかもその回転が尋常ではない程強烈にかかり

キョウヒョウで強く擦ったときのようなウネって沈み込む重い球質のクセ玉が軽いタッチでも簡単に打てるラバーだったのです

ラバー自体の弾みも相当強く

大袈裟ではなくテナジーど同等の弾みがありました

正確に説明すると回転のおかげでドライブが加速し
テナジー並みのスピードが出た と言えます

適当に打っても超硬いラバーなのにラバーに食い込む感覚が強く、安定して、かつテナジー以上の回転が簡単に出たのです

しかも中国ラバーらしいエグい弧線弾道で

まさにキョウヒョウにグルーをゴリゴリに塗りまくったような

神ラバーでした

バックのラバーとしても使いやすく

エグいクセのあるドライブが軽いタッチでも打てて

その時私は両面に藍鯨を貼っていました




市販の藍鯨シリーズは

発売時期でマイナーチェンジが何回もあったり

スポンジの色が何種類もあったり

パッケージ違いが色々あったりと

種類が多いのです

私も何種類も使いましたが

どれも弾みも回転もそれなりに良く使いやすいですが

クラブチームで買った藍鯨のような性能のラバーとは全く別物で

キョウヒョウみたいにクセのあるイヤらしいドライブは打てず

使うことはありませんでした

クラブチーム内は

その神ラバー藍鯨の使用者であふれました

私もその一人でしたが

使っているとシートが剥離してしまい

使えなくなったのです

クラブチームで再度同じものを仕入れるということで藍鯨を仕入れてくれたのですが

2回目以降に届いたラバーは全くの別物で

インターネットで普通に買えるような藍鯨でした

中国では前の藍鯨と同じと言われて仕入れたらしいのですが

全然違うもので

同じものは二度と手に入れることが出来ませんでした

最初の神ラバーだった藍鯨は

透明のビニールに入っただけのものでした

已打底なのに真空パックでも無く

シートフィルムにスポンジ硬度のシールが貼ってあるだけの

今思えばかなりお粗末なものでした

キョウヒョウでも

一般用

省チーム用

国チーム用

とランクがあって

私の感想では一般用も国チーム用も

そこまで、値段ほどの差は無いと思っています

もちろん性能の差はあるのですが

一般に市販されている藍鯨と

神藍鯨の性能差と比べれば大したことないと思います

おそらくキョウヒョウとかも

インターネットに出回ってる国狂より高性能なものがトップ選手だけに流通しているのでしょう



粘着テンションラバーに変更しようと考える方へ私の意見





粘着テンションラバーという種類があります

私の記憶では海夫の藍鯨が粘着テンションラバー人気のはじまりで

日本メーカーでも
ヤサカから翔龍などが発売されていたり

ワールドラバーマーケットが
アポロ アレス メイス 月 etc…
かなりの勢いで売り出しているラバーです

多分よく売れているのだと思います

私も何種類か使いましたが
正直どれもリピートして使い続ける気にはなりませんでしたし
どれも大差はないと思いました

率直な感想は

中途半端なラバー

という感想です

代表的なぐっちぃさんのレビュー動画であるように
回転が良くかかって
スピードも出る

キョウヒョウのように独特のクセも少なく
テンションラバーと同じ使い方で
超回転 超スピードが出せる

本当なら夢のようなラバーですよね

私が感じたのは
ウソではないけど
大げさに言いすぎ
高性能ではあるがそこまで高性能ではない
ということです

中国ラバーで大事な
中国ラバーらしさが薄いのです




キョウヒョウ系を使う中国ラバーユーザーからすると
中国ラバーらしさという事を重視する人は多いでしょう

粘着テンションに中国ラバーらしさが全くないわけではないです

私が感じたのは
テンションラバーに中国ラバー風の弾道が少しプラスされた
という感じで
キョウヒョウで打てるような相手がミスってしまうような中国ラバーらしさは無いと感じました
ドライブの軌道は中国ラバーっぽいのですが
相手が取りにくいのかというとそうでもないのです

中途半端なラバーです



例えば
テンションラバー代表 テナジー
中国ラバー代表 キョウヒョウ
粘着テンションラバー
で比較すると

スピード
テナジー>粘着テンション>キョウヒョウ

スピン
キョウヒョウ>テナジー=粘着テンション

使いやすさ
テナジー>粘着テンション>キョウヒョウ

という感じで

私の結論としては

粘着テンション使うならテナジーを使う
です

粘着テンションを使う理由を語る理由も分かるのですが
それならラケットを弾まないようにした方が
圧倒的に理屈が合っていると思います
テンションから粘着テンションに買えるより
カーボンラケットから5枚合板ラケットに変える方が
使用感がの差も少なく回転量を上げて使いこなしやすい

思います

もちろん粘着テンションが合う人もいるとは思いますが

キョウヒョウを使っているトップ選手は多いけど
粘着テンションを使っているトップ選手って・・・
私は知りません

それが卓球界での粘着テンションの評価なのだと思います

あくまで個人的意見です



中国ラバーの硬度の選び方





キョウヒョウ テンキョク といった中国ラバーには39度や40度といった硬さ
硬度を選べるものが多いです

どれを選べばいいのか悩んでいる方の参考になればと思い
長年中国ラバーを色々使い込んだ私の考えを書いていきます

硬い=パワーのある人向け
柔らかい=使いやすい

と思われることが多いようですが
そういうわけではないと思っています

あくまで私個人の意見ではありますが

スポンジ硬度は

硬い=擦る人向けor柔らかいラケット向け
柔らかい=食い込ませる人向けor硬いラケット向け
です

もちろんパワーがある人が硬いラバーを使うと
よりパワーあるボールを打てます

話が脱線しますが
よく硬い中国ラバーはパワーがある人しか使えないという事が言われますが
全くそうではないと思っています
粘着のあるトップシートで擦る感覚があればパワーのない子供でも中国ラバーは使えます
むしろそれがなければどれだけインパクトが強いマッチョな人が使っても棒球しか打てません↓

中国ラバーの打ち方

話を戻して硬度の特徴を説明します

理屈はわかりませんが

スポンジが硬い方が擦る系の打ち方で強く回転がかかり、かつスピードも出て安定します

私も擦る技術を重視して40度のラバーを好んで使いますが
硬度を下げると回転が弱くなりボールが飛んでいかないように感じて飛ぶ方向も安定しません

逆に硬度を下げると食い込みがよくなるので食い込ませる系打法の場合に安定感が出ます
しかし中国ラバーらしいドライブは出にくくなります




次に
ラケットとの相性に大きく影響します

これはよく言われることですが
単純に
硬い=柔らかいラケットに合いやすい
柔らかい=硬いラケットに合いやすい
と言えます

私は40度のキョウヒョウをよく使いますが
その40度キョウヒョウ(硬い)にオールラウンドレボリューション(柔らかい)は相性が良く感じます
一番回転の掛かる組み合わせと思います
重い球質の沈む加速するような
中国ラバー特有のドライブが打ちやすいです
一般的によくオススメされる組み合わせだと思います

このオールラウンドエボリューションに37度キョウヒョウ(柔らかい)
を貼って使ったこともあります
かなり食い込む感覚が強くなり、パワーロスしている感覚が強く、擦ったときのコントロールも硬い方がしやすく感じますし
何より中国ラバーらしい球が出ないのです
回転はそれなりにかかるのですが、柔らかいスポンジにパワーが吸収される感覚で、スピードも出にくいです

逆に硬いラケット

ビスカリア(硬い)に40度キョウヒョウ(硬い)を貼ると
ボールを持つ感覚がかなり無くなり、回転をかける前に飛んでいきます

当てて食い込ませる系の打ち方で中国ラバーらしさを出すのは相当難しいです

薄く擦る系の打ち方で何とか回転がかけれます

硬いラケットはしならずボールを飛ばすために、ラバーを柔らかくして、食い込ませることで、使いやすくなります

しかしどうしても中国ラバーらしい球を出す難易度は高くなりますので
使い手を選ぶことは間違いないでしょう

ただトップ選手が多く使っている最近の流行りの組み合わせでもあります

中国ラバーらしさは薄れるのですが

現代の速い卓球には向いているのかもしれません

正直ラケットとの相性はかなり個人差があるので
他人のレビューは気にせず
自分で考えて試してみるしかありません

そうやってラケットラバーの組み合わせを考えるのも卓球の楽しみの一つですので
色々と試してみましょう



中国ラバーのブランドは紅双喜の一択





中国ラバーメーカーの選び方

紅双喜のキョウヒョウやテンキョクで有名な中国ラバー

日本でも種類が豊富でどれを使うか迷うのではないでしょうか?

インターネットで見たことも聞いたことも無いようなブランドの中国ラバーも沢山あります

用具マニアからすると
未知のラバーだらけでよだれが出るのではないでしょうか

探せばほぼ無限に種類がある中国ラバーで何を選べばいいのか

長年どっぷり中国ラバーユーザーの私が思うことを解説します

結論を先に言うと

中国ラバーを選ぶなら紅双喜一択です

理由は

紅双喜ラバーは

高性能高品質

品質のバラツキがマシ

安定して購入できる

というところにあります

・高性能 高品質

私自身も色んなブランドの中国ラバーをインターネットで購入して使いましたが

全て紅双喜のラバーよりも性能で勝ってると感じたラバーはありません

特に中国ラバー最大の武器である回転に関しては紅双喜のラバーより優れたラバーはありません

紅双喜には粘着テンションがありませんが、私個人の意見としては粘着テンションは回転もスピードも中途半端で
あまりオススメしません→粘着テンションについて

有名なブランドとして

999 729 海夫 パリオ 銀河 etc…

どれも私が納得するようなものはありませんでした

・品質のバラツキがマシ

中国ラバーは品質のバラツキが大きいです

同じ商品でもラバー重量の若干の差はあるのですが

中国ラバーはその差が大きいです

使用感にも大きく差が出ます

キョウヒョウ等の紅双喜ラバーもそうなのですが

紅双喜以外はもっと酷いです





・安定して購入できます

紅双喜ラバーは日本ではニッタクが代理店をして販売していますし

インターネットの輸入販売系のショップでもはぼ紅双喜ラバーを扱っているでしょう

インターネットでは中国から輸入した未知の用具がいっぱいありますが

紅双喜以外はどこでも売っている訳ではありませんので

もし気に入ったラバーがあっても使い続けることが出来ない可能性もあります

 

紅双喜ラバーだけでも充分に選べる種類が豊富ですし

他を選ぶ理由は特に無いと思います

用具マニアで使わないと気が済まない方は使ってみてください

紅双喜製品の性能の高さを再確認させられるでしょう



ビスカリア レビュー (中国ラバーユーザー向け)





張継科をはじめ多くの中国選手が使用するラケット


日本でも 石川佳純 早田ひな
といった女子選手まで使っています


日本では廃番になっており
ほとんど同じ性能のラケットがあるにも関わらず
わざわざ再販されるといったスーパー人気ラケットです

びっくりすることにフォア面に中国ラバーを張っている選手がほとんど

長年どっぷり中国ラバーユーザーの私も使ってみました

使用ラバー
フォア 国狂ブルースポンジ(未打底39度)ファインジップ厚塗り3回
バック テナジー05

普段5枚合板の中でもしなるタイプの5枚合板を好む私が打ってみて思ったこと

硬すぎて使えるわけ無いやん
キョウヒョウ貼って使ってるやつアホやろ
ぐっちぃさんブログで中国ラバーらしさを残せるギリギリの弾むラケットとか言ってたのウソッパチやん

です 笑

まず5枚合板ラケットに比べ圧倒的にラケットがしならないので、ボールを持つ時間が少なすぎます
つまり中国ラバー最大の特徴の回転が激減します
球が軽くなり相手も取りやすいみたいです

強く打っても球離れが速く回転がかからず
ラケットのおかげで速いボールは行きますが、中国ラバーらしい球質は激減し、これならテンション貼ったほうが良いと思いました

5枚合板より直線的に飛ぶので
ボールが上方向に上がらず
最初はネットに掛かってばっかりでした

唯一良かったのはサーブやツッツキ、ストップ
5枚合板ユーザーの私でも中国ラバーらしく切れたサーブ、ツッツキ、ストップが出来ました
案外飛ぶラケットでも中国ラバーの小技のし易さは十分でした




バックハンドは最高すぎです
テナジーとの相性は抜群で
めっちゃスピードでるのにラバーが強烈に回転をかけてくれる性能が失われていなくて
超回転で超安定するのに超速いドライブが打てるという文句なしラケットです
フォアも中国ラバーじゃなければレベル問わず超万人受けする超良いラケットです

とここまで中国ラバーにビスカリアの私の評価は最低でしたが
我慢して使い込むと
以外にも良いところに気が付きました
まず慣れるとドライブがネットに掛かるのは少なくなり
前陣であまり力を使わず、シートで回転をかけて擦って打つと、5枚合板には絶対無いスピードと中国ラバーの回転で独特の減速しないドライブが連打しやすいことに気付きました
5枚合板のような回転で加速する重い球質のエグイ球は出せないのですが
カーボンにしかだせない速い減速しないテンションにないクセ球が出せたのです
相手を弾き飛ばすような馬力のある球は打てませんが
速くて相手に時間を与えないちょっとクセのある卓球が出来ると思ったのです
前陣で速い打点、速いピッチを武器にする選手が使うと最強じゃないか!と思ったのです
だから石川佳純のような女子選手が使っているのかと勝手に思いました

スピードの出ない中国ラバーでスピードを出すには確かに力が必要かもしれません
でもそこを打点を速くすること、ラケットをスピードの出るものにすることで
犠牲にすることも多いですが、使い道も十分あると感じました

ただ、私の場合
台から離れてのドライブは、フルスイングしても圧倒的に5枚合板の方が良い球が打てましたし
打点やピッチ重視のプレースタイルでも無いので使用はやめました

色んな中国ラバーユーザーと会ってきましたが
ビスカリアで強烈な重い球質のドライブを打つ方を私は見たことがありません

本当にトップ選手にしか中国ラバーらしいエグいドライブを打つのは難しいと思います

ずっと5枚合板を使っているのをビスカリアに変更するのは私の中では相当な覚悟が要ります




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ビスカリア 偽物 Butefly レビュー
偽物 テナジー05 レビュー
偽物 キョウヒョウ 国狂 ブルースポンジ レビュー
PF4
国狂3ブルースポンジ と キョウヒョウプロ3ターボブル― の比較
キョウヒョウプロ3ターボブルー レビュー
キョウヒョウプロ3ターボオレンジ レビュー
国狂3ブルースポンジ レビュー
キョウヒョウハオ レビュー(中国ラバーユーザー向け)
スティガ オフェンシブクラシック レビュー(中国ラバーユーザー向け)
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劉詩文 劉詩文ZLF レビュー(中国ラバーユーザー向け)
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キョウヒョウハオ レビュー(中国ラバーユーザー向け)

紅双喜の高級ラケットです




キョウヒョウハオでも
ハオ2やカーボン入りのものなど種類がありますが
シリーズで一番オーソドックスな5枚合板のキョウヒョウハオです

王皓の使用ラケットでもあります

私自身卓球人生で一番長く使い続けたお気に入りラケットでもあり
キョウヒョウやテンキョクという中国ラバーユーザーの私を感動させてくれたラケットでした

このラケットの特徴は結構な弾みを持ちながら、しっかりしなって回転がかけやすいという事です

硬めの木材を使っていますが、板厚が薄いため、弾みとしなりを絶妙なバランスで兼ね備えています
このバランスが他のラケットにはなかなかありません




長くテンキョク2を両面に貼って使っていました
他にもテンキョク3、PF4、キョウヒョウ2、3、NEOキョウヒョウ2、3
と紅双喜のラバーは色々と試しましたが
中国ラバーとの相性は今まで使った中で最高でした

擦ったドライブのときはしっかりボールを長く持って中国ラバーらしい超回転がかけやすく

当て気味にドライブをしたときはよく弾みスピードが出る

私の主観ですが流行りの中国ラバーに合うと評判の特殊素材ラケットやハードウッド系ラケットは、速いボールを打つとき、パワーがないと回転が弱くなりがちになり中国ラバーのエグイドライブになりにくいと感じています
確かに中国ラバーの弾みの弱さをカバーして使いやすいですが中国ラバーのエグさが弾みと比例して弱くなります
キョウヒョウハオは私のような一般ユーザーレベルで中国ラバーのエグいドライブが十分打てるぎりぎりの弾みのラインだと思います

スティガのオフェンシブクラシックやオールラウンドレボリューションと同じくらいの回転量でスピードも出せる
中国ラバーのために作られた傑作です

バックにテンションラバーを張る場合でも、弾みがあるので使いやすいです
流石にブッ飛び系のラケットと比較されると敵いませんが、中国ラバーをフォア面に使う場合は私の場合、これ以上は無理です
それだけベストバランスなラケットです

最近は弾みの良いラケットばかり人気で
紅双喜ラケットシリーズでも注目されていないかもしれませんが
中国ラバーユーザーには是非一度使ってほしいです